2016年08月31日

警備報告書は多くを語る

各警備員の警備報告書を読めば、それぞれの警備員がどのようなスタンスで仕事をしているのか、警備員としてどの程度のレベルなのか、また、近い将来にどのようなミスを犯す可能性があるのか等、様々な事を読み取る事が出来る。

このように警備報告書は警備員の力量を査定するには最高のツールなのだが、残念ながらこの最高のツールを活かす事が出来ない大きな障壁が横たわっている。

それは何か?

警備報告書から隠れた情報を読み取る事が出来る人が皆無という事だ。

もしかすると、警備報告書が警備員の力量を指し示す羅針盤である事に気付いていないのかもしれない。これはあまりにも痛いし、もったいない事だ。

警備報告書の読み取り方はいろいろあるが一番要となるのは心理学に基づいた読み方だ。

例えば、全く同じ事案が発生しても警備員によって文章表現の仕方が微妙に異なってくる。どのような単語や修飾語を使っているか、一文の中でどこに力点を置いているのか等々。

他の警備員の警備報告書を読む時、「どんな事案が起こったのか?」という事ばかりに気を取られている人が大半だが、それではあまりにもお粗末過ぎる。

無意識の中にこそ真理が潜んでいるもの。そこを読み取れば様々な情報を得る事ができる。警備報告書は多くを語るが耳を澄ませアンテナを立てていない人にはその声は一語も届かない。

実にもったいない事だ。





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2016年08月30日

ミニカー150点を万引きし制止の警備員に怪我を負わせる

おもちゃ売り場でミニカーなど計150点し店外で制止しようとした警備員2名を突き飛ばしてケガをさせるという事件が発生しました。

ほんと、このパターンが途絶えません。

今までに何度も書いてきましたが、万引きから逃れる為に暴行を加えると重罪の強盗犯になります。もし、暴行を加えた相手が死亡したら強盗殺人となり法定刑は「無期懲役または死刑」という事になる。

無期懲役か死刑ですよ。

(以下はスポーツ報知記事より転載)

千葉県警四街道署は29日、イトーヨーカドー四街道店のおもちゃ売り場でミニカーなど計150点(7万5148円相当)を万引きした上、警備員に軽いけがを追わせたとして、強盗致傷の疑いで、自称千葉市若葉区の建設作業員・水島翔一容疑者(22)を逮捕した。

 逮捕容疑は28日午後4時20分ごろ、同店2階のキッズタウンフロアで、タカラトミーのミニカー149点と鉄道玩具「プラレール」1点を万引。ミニカーは「トヨタ クラウン コンフォートタクシー」「日産マーチパトロールカー」などの精巧に再現されたものを1種類ずつ盗んだという。水島容疑者はスポーツバッグに入れて店外に出たところ、警備員が2人がかりで制止しようとしたが、同容疑者は立ちはだかった警備員を突き飛ばして逃走。警備員に左腕打撲などの軽傷を負わせた疑いがもたれている。

 四街道署によると、水島容疑者は店内から逃走したが、約1時間後にJR四街道駅付近を歩いていたところを警戒中の警察官に見つかり、身柄を確保された。調べに対して転売目的で盗んだことは認めたが「警備員を突き飛ばしていない」と一部容疑を否認している。




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2016年08月27日

傷口に塩を塗る行為&感覚・論点のズレにしか見えない「生活苦しいヤツは声あげろ 貧困たたきに抗議する新宿緊急デモ」

まず最初に毎日新聞の記事を記事を転載させていただきます。

子どもの貧困問題を扱ったNHKのニュース番組で体験を語ったひとり親家庭の女子高校生がインターネット上で中傷され、人権を侵害された問題で、貧困バッシングに抗議する「生活苦しいヤツは声あげろ 貧困たたきに抗議する新宿緊急デモ」が27日、東京・新宿であった。最低賃金引き上げを求める若者グループ「AEQUITAS(エキタス)」が主催し、作家の雨宮処凛さんらも参加した。

 エキタスのメンバー、原田仁希(にき)さん(27)は、デモを計画した理由について「貧困状態にある人が抑圧されて声を上げられなくならないよう、バッシングを許さない人がいることを示したかった」と話す。番組に登場した女子高校生は、ネット上でプライバシーをさらされたうえに発言や容姿を中傷され、持ち物や趣味についても「ぜいたくだ」「貧困ではない」などとあげつらわれた。平均的な生活水準を下回る「相対的貧困」では貧困とみなさないかのような風潮に対し、原田さんは「どこまで貧困だと声を上げられるというのか。貧困のラインが必要最低限の衣食住を満たせない『絶対的貧困』の方に引き寄せられようとしている」と危惧する。
28日には名古屋市や京都市でも同様のデモが予定されている。(毎日新聞記事より転載)

NHKの貧困特集に登場した女子高生に対して「全くもって貧困と呼べるような状況ではないではないか。」「NHKの捏造報道だ。」としてネット上で炎上している事は先日書いた。

彼女の過去のツイッター?(断定されたわけではないようだが否定コメントは無いようだ)の内容から、とても貧困と呼べるような現状ではないという指摘が相次いでいる。

あのツイッターが本当に彼女のものであるならば私も全くもってその通りだと思う。私の方が遥かに貧困だ。

この件でネット上で炎上しているのは「一般的な感覚からして貧困とは思えない人が貧困者として取り上げられ番組が構成されている事に対する批判と、それに加担したのではないかという憤り」が発露なのではないでしょうか?

「貧困たたき」ではない。

むしろ、本当に貧困に喘いでいる人達を冒涜していると映ったからではないのか?そういう純粋な思いが炎上という結果をもたらしたのではないのか?純粋さ故に怒りが増幅したのだろうなと私は思っている。バッシンやイジメとは対極にある正義感のようなものが発露ではないかと思う。

また、生活保護の不正受給とどこかしら重なる風景に見えたという事もあるのではないか?

エキタスのメンバー、原田仁希(にき)さん(27)は、デモを計画した理由について「貧困状態にある人が抑圧されて声を上げられなくならないよう、バッシングを許さない人がいることを示したかった」と話す。

声を上げるってどういう意味なのでしょう?
「私は貧困です。」と公言する事なのでしょうか?

そういう行動を起こしたい貧困者は極めて少数派ではないのか?貧困状態にある事を悟られたくないと考えている人が大半ではないのか。

貧困という言葉が身近で聞こえると、その場から逃げ出したくなるのが大方の反応ではないのか?だとすると、このようなデモは貧困状態にある当事者からすると迷惑いこの上ないと思うのだが・・・

貧困は非常にデリケートな問題だ。こういうデモが行われニュースになって周囲でそういう話題が盛んになる事は彼らを苦しめるだけだと思うのだがどうだろう。私の目には彼らの行っているデモは偽善にしか見えない。貧困層をあぶり出しさらし者にする好意にしか見えない。

大切なのは貧困じゃう小児向けたセイフティネットをどのように構築し実行に移すかという具体策ではないのか。

こういう格言がある。

貧しい者に魚を与えてはいけない。魚の獲り方を教えよ。

具体的にどうすれば貧困から抜け出せるのかをアドバイスしたり貧困を誘発する社会制度をどう変えていくかが大切なのではないのか。

偽善というものは常に自己満足を発露とし自己満足に終わるものだと私は捉えています。本当に誰かの為に純粋な重いから汗を流したいのであれば、デモという形ではなく、もっと目立たない位置で地道に時間を掛けて行うべきものだと思う。

私はとても良い事をしているという自己陶酔に支配され、本当に苦しんでいる人達の心情を知ろうとしない人達が増殖しているように感じてならない。私には当事者達を無視した独りよがりの高位にしか見えない。

こういうデモを行い当事者を傷付ける人達よりも、一見、ネットで炎上させているように見える人達の方が遥かに心優しき人達に見えるのは私だけだろうか。

偽善ほど醜いものはない。
そう思うのだが・・・



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高畑淳子さんの真摯な言動に胸が痛む

高畑裕太容疑者の犯行は非常に悪質であり、被害者の心情を察するとやり切れない思いがある。私にも年頃の娘がいますから、こういう事件が起こるとどうしても娘と重ね合わせてしまう。

同時に、加害者の親という立場を我が身に置き換えて見てしまう。私だけでなく子を持つ親なら誰もが同じ思いだと思う。

もし、我が子が加害者になったら・・・

親として何を思い何をするだろうか?

当然という言い方が正しいかどうかは分からないが、やはり親としての責任を感じざるを得ないだろうし贖罪の日々を送る事になるだろう。一方で罪を犯した我が子への愛情が消え失せる事もない。そういう葛藤の中で生きていく事になるのだろう。

子供の犯罪によって親の責任が問われたり親自身が責任を強く感じるというのは日本特有のものかもしれない。前述のようにこれが正しいのかどうかは分からないが、そうあるべきだというのがこの国ではコンセンサスになっているし私自身もそのように刷り込まれた価値観が身に染みついている。国によってこういうケースのコンセンサスは大きく異なるのも事実だ。

高畑淳子さんの謝罪会見を見ていて胸が痛んだ。我が子がこんな犯罪を犯すなんて想像もしなかっただろうし「いったい何が起こってるんだ?」とパニックに陥るのが普通で、感情の高ぶりを抑える事が出来ずに取り乱してしまう人が大半だろうと思う。

しかし、彼女はこれ以上は無いといっても過言ではないほどの真摯な言動に終始した。本当はパニックに陥っていただろうし、多分、自分に向けられた質問も受け答えも記憶に残らないほどの極限状態だっただろう。こういう状態の時にはその人の本性が出るものだ。

このような事件が起きると加害者家族、特に親に対するバッシングがネット上に溢れ大荒れになるのが普通だが、今回は加害者家族に対してではなく愚かな質問を投げ掛けるマスコミに対して炎上している。

被害者、そして加害者の親・家族を思うと胸が痛むが、ネット市民達の世論の公平さに胸が熱くなった。

マスコミは昔から自分達の描きたいストーリーに向けてシナリオを作りバイアスを掛けるというスタイルで世論を誘導してきた。

しかし、インターネットの普及によって彼らが作り上げる『世論』への誘導が簡単には行かなくなったのではないかと思う。

彼らの恣意的な思惑や傲慢さ、そして信義に悖(もと)るシナリオがネット市民によって暴かれるご時世になった。以前は一つの出来事に対してマスコミ報道や新聞などの記事に誘導される計意向が強かったが、インターネットを通じて多様性のある考え方・意見を目にする機会が増えた事で、より的確な世論が形成されつつあるように思う。

新たな検証機関が登場したようなものだ。

メディアを通じて世論形成を行い平和を脅かす存在を駆逐し排除する。そういう方向に発展して行く流れが出来つつある。もしかしたらネット市民が世界平和のメシアという存在になるのかもしれないと密かに期待している。




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2016年08月26日

警備会社や警備員が世間から一段低く見られるのは当然

警備会社や警備員が世間から低く見られている事を知らない業界関係者は居ないだろう。残念ながらそう思われても仕方がない現状が厳然と存在しているのだから仕方ない。

世間の人からこういう風に言われる事がある。

「警備員なんて誰でも出来る仕事だ。」

そのようにストレートに口にする人は多くはないだろうが腹の中ではそう思っている人が大半ではないだろうか。

私自身も酔っ払いにそう言われた事がある。
「他の仕事は何も出来ないから警備員をしてるんだろ?えっ?違うかいっ!」

さすがに腹がたって言い返したけど、そう言われても仕方がないとも思った。どのような理由であれ、今の私には警備員以外の仕事は出来ない事は事実なのだから。

何事にも原因があって結果がある。そういう不本意な糾弾を受けて腹を立てるよりも、なぜそう思われるのかという事を考えると同時に、では、自分はどうあるべきなのかという事に思いを巡らす事が大切だと思うのです。

大したシステムもノウハウも無い警備会社・警備員があまりにも多く、そういうものを身に纏うべきだという意識さえ皆無な現状がある。もちろん、全ての警備会社・警備員がそうなのだという事ではないが大半はそうだ。

警備員としてのスキルを高めるために日々勉強をしている人は非常に稀で、ほとんどの警備員はただ時間を売っているだけだ。他の業界では少しでも成果を上げる為に勉強している人が普通だから警備員が異様に映っても不思議ではない。私自身も勉強をしない警備員の多さに驚いている。「あなたは、なぜ、勉強しないの?」と訊きたい衝動に駆られる。

警備員を一段低く見る人達が悪いのではない。
そう見られても仕方がない現状なのだから。

自虐的に自己否定しているのではないし、警備会社や警備員にケンカを売っているのわけではない。自分が属している業界で学ぶべき事になぜ時間を費やそうとしないのかが理解出来ないし、そういうスタンスで臨む人が異様に少ないから低く見られているわけであり、スタンスを変える事によって世間の見方は必ず変わる筈だと思うのです。

「警備の在り方やノウハウについて30分間ほど話を聞かせてください。」
「この工事現場での事故予測と防止策や規制の仕方をアドバイスしてください。」
「この施設のセキュリティの脆弱性とその対策をアドバイスしてください。」

いきなり、そういう依頼をされて即座にスラスラと語る事は出来ますか?

それが出来ない警備員に警備員としての価値は無い。逆に、それが的確に出来る警備員には称讃の言葉が与えられる。

築地市場で働いている警備員さんは周囲から尊敬の念を抱かれている。

「これだけのターレの充電管理を担当しているのは、駐車場の警備員さんなんですよ。あの人たち、すごいんです」と宮口さん

警備員のプロは信頼され尊敬される。一段低く見られる警備員とは別世界の警備員が現に存在しているという事実をどう受け止め、どう捉えるのか?そして、どう行動するのか?

そういう事じゃないのかなと私は思う。




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