PAGE TOP

2011年01月02日

真の警備員指導教育とは


例えば、現場で警備員と監督・作業員の間でトラブルが起こった場合、会社から警備員は叱責されるでしょう。もちろん、警備員である以上、ユーザーとトラブルを起こす事は許される事ではありません。

しかし、その背景に何があったのか?

それが分からずに警備員をただ叱るだけで本質が解決するでしょうか?

「あの監督さんはあういうところがあるからねぇ。君が腹立たしく思う気持ちは痛いほど分かる。本来なら私が監督さんと、もっとコミュニケーションを取って警備員の立場を理解してもらうべきだった。すまない。でもね、それでもお客さんともめるという事は良くないと思う。君はどう思う?」

「今後は、こうしたらどうだろう?」
「もし、どうしても我慢出来ないほどの怒りが込み上げたら、夜中でもいい、行動を起こす前に私に電話をして欲しい。場合によっては現場に出向くから。」

技術的な問題でクレームが来たなら、両方の言い分を聞いて、どこにどういう問題があったのかを可能な限り把握し、「君の誘導方法は基本に忠実でとても素晴らしいと思う。でもね、こういうケースではこういう誘導をした方がよりベターだと思う。」

こういう事の繰り返しが本来あるべき教育の姿ではないのでしょうか?

年に何度か、外部から講師を呼んでイベント的な教育をして自己満足に陥っているケースが実に多いです。そんな事に金を使うくらいなら、警備員数人単位で食事に招待して「会社に対して、現場について思っている事を本音で語って欲しい」という風にコミュニケーションを取ったり、彼らの考え方を聴く方が遥かに意義があると思うのです。

外部から講師を呼ぶのは、自分の会社には教育が出来る人材がいないと思っているからではないのか?教育責任者を含めて。。。

現実的には、教育指導の責任者よりも遥かに優秀な警備員というのが、ほとんどの会社には少ないながらも存在しています。

こういう優良警備員を表彰&金一封授与するという手もあります。そして皆の前で体験談を語ってもらったり豊富を語ってもらう。間違いなく具体的事例が出てきます。失敗した経験談も出てくるでしょう。これは他の警備員にとって大いに役立ちます。

金一封は思いっきりはずんだ方がいい。最低20万円ぐらい。講師を呼ぶより遥かに安上がりです。半年に5人表彰しても200万円。効果も数倍も、いえ、数十倍もあります。各警備員のモチベーションは絶対に高まります。「よーし 今度は俺が報奨金を貰うぞ!!」みたいな。

机上の空論や、警備業務に役立つかどうか不透明な講師を呼んでも金を溝に捨てるようなものです。私も別の業界で講師として語った事がありますが、主催者側の意図を汲み取ったり、聴く人が退屈しないように話さなければならず、本音が語りにくいのです。

講師というのは、次にまた呼んでもらったり、他の会社へのアピールも必要ですから、どうしても主催者側の視点で話すしかないのです。聴く側の視点よりも主催者側の視点の方が高くなる。ヒドイ講師になると、もろに主催者側の立場で話します。

真の警備員教育とは、「より具体的な事例を持ち出す事」「モチベーションを高める事」「経営者側の立場と警備員に対して報いたい思いを伝える事」だと思います。

最後に、最も大切なのは教育指導する立場の人間が「現場を知り尽くしている事」「1人1人の警備員について知り尽くしている事」「技術的・心理的な相談に乗れる能力を有する事」「常日頃から的確で心温かい指導をする事」だと思うのです。




posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 警備会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
(br)(br)