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2012年10月22日

事実と推測は色分けしなきゃ!

施設警備ではクライアントに対して、日々行った業務内容や各種の情報を記載する警備報告書を提出する事になっています。各警備員に対して日頃から口が酸っぱくなるほど注意喚起している事があるのですが、なかなか履行されないのが悩みの種の一つです。

注意喚起している事とは何かというと

「事実と推測は色分けしてください。」という事。

警備報告書に情報関係の記述をする際は、どこまでが事実で、どこからが推測かという事を明示しなければなりません。これをごちゃ混ぜにしてしまう人が大半なんですよねぇ

警備報告書に記載された情報について質問をすると、肝心な部分が全て憶測だったりする。どうも辻褄が合わないなぁと思って質問すると、まず間違いなく個人的主観があたかも事実であるかのように書かれている事が判明する。

先日、他の現場で情報性としてはほとんど価値が無い情報が書いてあり、憶測が入り込む余地が無いような内容の記述があったので、敢えて質問するまでもないと思っていたのですが、私の読みが甘くてクライアントからお叱りを受けてしまいました。

「お宅の警備員さんは、なぜ、こんないい加減な事を警備報告書に書くのですか? 事実と全く異なっているじゃないですか!全て憶測なのに、まるで事実であるかのように書いてある。憶測が正しい憶測ならいいけど、全く的外れだし・・・これじゃぁ、この現場の警備員達の情報は全く信じられませんね。」

「誠に申し訳ございません。私の指導不足でした。」

クライアントの怒りや指摘は当然の事です。

まず、事実関係と自分の憶測を色分けしなかったのが問題だし、推測する為には事実検証の積み重ねが必要なのですが、それも行なっていない。これではクライアントの信用を失っても仕方ない。

そもそも、今回の件は情報としての価値が全く無い内容。価値が無いというか、警備員として警備報告書に書くような内容ではなくて管理人的立場の情報なんですよねぇ。ほんと、施設警備員の筈なのにいつしか自分が警備員である事を忘れて施設管理人になってしまう人が実に多い。

施設管理人の立場で情報を上げてクレームになるなんて実に馬鹿げてる。警備員的な発想に基づいた情報でクレームになるなら、まだマシなんですけどね・・・
posted by 管理人 | Comment(6) | TrackBack(0) | ■ 施設警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
報告書には「事実」のみを記入すべきではないでしょうか?
「推測」は事実報告を読んだ人に任せるべきです。
Posted by 茶尾 at 2012年10月23日 08:27

その考え方は間違いだと思いますね。

事実関係と、警備のプロとしての見解を推測という形で進言する。
その上で最終判断をクライアントにして戴くべきだと思います。

ただ、事実だけを伝えるという考え方ではクライアントからすると
言われた事しかやれないのが警備員という事になります。
子供の使いと同じです。

警備のプロという視点でクライアントに的確な進言が出来なければ
いつまで経っても警備員は役立たずという見方をされるだけです。

警備員のあるべき本来の姿というのは警備に関するアドバイザーです。

私はアドバイスが出来ない警備員、クライアントに、この警備員に
アドバイスを求めたいと思わせる事が出来ない警備員というのは
アマチュアそのものだと思っています。

Posted by 管理人 at 2012年10月23日 12:33
先入観や思い込みが入った見解をクライアントにあげ、見当違いの方向に導くのであるなら、あげない方がましではないでしょうか? 事実のみを伝え、見解を求められた時に責任者(熟練者)が的確なアドバイスを与える形がベターだと思います。自分を含め警備員の多数がアマチュアです。それがいいとは思いませんが、それが現実です。であるなら現実、できる範囲で役割分担が必要です。経験の浅い警備員に推測(分析)を任せるのはかえって危険だと思います。
Posted by 茶尾 at 2012年10月24日 00:41

茶尾さん こんばんは

経験の浅い警備員に推測をさせるのは間違っているというご指摘は
まさにその通りだと思います。

今回のケースは他の現場の責任者であった事と記事中にも書いていますように
情報の質という点では、ほとんど意味を為さないものです。

警備の事案では無いので本来は書く必要の無い情報ですが
ネタが無かったのか、施設管理人に近づきつつあるのかのいずれかでしょう。

我が社では警備上の事案については日報を書く前や書いた後に私がチェックして
修正するようになっています。大きな事案は事案発生時に
小さな事案は日報に記載した後(提出前)にという感じです。

事案の発生時には必ず本人の見解を問うようにしています。
そして質問攻めにする。

この繰り返しで警備員としての考え方や事案に対してどういう視点で
考慮すべきかという訓練をしています。

そうしなければ、いつまで経っても警備員としての成長は見込めないし
誰でも出来る警備業務からの脱却は出来ないと考えています。

手法はコーチング。
私が解を与えるのではなくて、解に導く為の質問を繰り返して
本人に解を見出させる方式です。そして褒める。

こういう積み重ねで各警備員の質が向上しモチベーションも高まると
考えています。

当初、クライアントに言われたのは「警備員は指示された事だけやっておけば良い。」
でしたが、今では重大な事案が発生するとクライアントの社長から
内線電話があって「警備の見解を聞きたいので来て欲しい。」
と連絡があります。

「餅は餅屋」という意識を如何にしてクライアントに印象づけるかという事が
私の仕事だと思っているのです。

Posted by 管理人 at 2012年10月24日 01:58
自分がいる警備会社ではそのようなやり方で報告書はあげていませんです。警備員の推測を記した報告書をクライアントに提出するのは一般的なのでしょうか? セコムや総警などの大手でしたらやられていると思いますが。。。他社がどのようなやり方をやっているのか末端の警備員には分からないだけに今回のエントリーは参考になりました。<(_ _)>
Posted by 茶尾 at 2012年10月24日 07:11

他社の状況は知りませんが、一般的でない事は間違いないでしょうね。

ただ、他の会社がやっているかどうかという事はあまり意識しない方が良いのではないかと個人的には考えています。

一方で、そういう報告書の内容を快く思わないクライアントも多いと思います。私の施設も最初の頃は「余計な事はするな。」「余計な事は言うな。」指示された事だけをやっておけば良いというスタンスでしたから。

Posted by 管理人 at 2012年10月25日 00:35
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