2016年08月26日

警備会社や警備員が世間から一段低く見られるのは当然

警備会社や警備員が世間から低く見られている事を知らない業界関係者は居ないだろう。残念ながらそう思われても仕方がない現状が厳然と存在しているのだから仕方ない。

世間の人からこういう風に言われる事がある。

「警備員なんて誰でも出来る仕事だ。」

そのようにストレートに口にする人は多くはないだろうが腹の中ではそう思っている人が大半ではないだろうか。

私自身も酔っ払いにそう言われた事がある。
「他の仕事は何も出来ないから警備員をしてるんだろ?えっ?違うかいっ!」

さすがに腹がたって言い返したけど、そう言われても仕方がないとも思った。どのような理由であれ、今の私には警備員以外の仕事は出来ない事は事実なのだから。

何事にも原因があって結果がある。そういう不本意な糾弾を受けて腹を立てるよりも、なぜそう思われるのかという事を考えると同時に、では、自分はどうあるべきなのかという事に思いを巡らす事が大切だと思うのです。

大したシステムもノウハウも無い警備会社・警備員があまりにも多く、そういうものを身に纏うべきだという意識さえ皆無な現状がある。もちろん、全ての警備会社・警備員がそうなのだという事ではないが大半はそうだ。

警備員としてのスキルを高めるために日々勉強をしている人は非常に稀で、ほとんどの警備員はただ時間を売っているだけだ。他の業界では少しでも成果を上げる為に勉強している人が普通だから警備員が異様に映っても不思議ではない。私自身も勉強をしない警備員の多さに驚いている。「あなたは、なぜ、勉強しないの?」と訊きたい衝動に駆られる。

警備員を一段低く見る人達が悪いのではない。
そう見られても仕方がない現状なのだから。

自虐的に自己否定しているのではないし、警備会社や警備員にケンカを売っているのわけではない。自分が属している業界で学ぶべき事になぜ時間を費やそうとしないのかが理解出来ないし、そういうスタンスで臨む人が異様に少ないから低く見られているわけであり、スタンスを変える事によって世間の見方は必ず変わる筈だと思うのです。

「警備の在り方やノウハウについて30分間ほど話を聞かせてください。」
「この工事現場での事故予測と防止策や規制の仕方をアドバイスしてください。」
「この施設のセキュリティの脆弱性とその対策をアドバイスしてください。」

いきなり、そういう依頼をされて即座にスラスラと語る事は出来ますか?

それが出来ない警備員に警備員としての価値は無い。逆に、それが的確に出来る警備員には称讃の言葉が与えられる。

築地市場で働いている警備員さんは周囲から尊敬の念を抱かれている。

「これだけのターレの充電管理を担当しているのは、駐車場の警備員さんなんですよ。あの人たち、すごいんです」と宮口さん

警備員のプロは信頼され尊敬される。一段低く見られる警備員とは別世界の警備員が現に存在しているという事実をどう受け止め、どう捉えるのか?そして、どう行動するのか?

そういう事じゃないのかなと私は思う。
posted by 管理人 | ■ 警備会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする