2017年01月05日

箱根駅伝警備 前代未聞の大失態! 誘導警備の常識ではあり得ない事。

3日に行われた箱根駅伝復路の最終10区、日比谷交差点で神奈川大学の中神恒也選手がワゴン車と接触しそうになるというトラブルが発生した。

中神選手が接触寸前にスピードを緩めた事でなんとか最悪の事態は避ける事が出来たが、もし体力を消耗している状態だったら、タイミング的には大参事になっていただろう。

「あ、あ、あーーっ! 危ないっ!! 危ないなぁー!」

近くで観戦していた男性の声が動画の中から聞き取れた。
それほどまでに危機一髪の状況だった。

選手の立場からすると、まさか車が止まらないとは思いませんからね。ただもうひたすら必死に走っているわけだし頭の中ではペース配分など様々な計算をしているのですから。

あの状況で、よく車を避ける事が出来たものだと驚いた。

警視庁は連携強化や配置する警察官の増員を検討しているというが、この事案の本質がほとんど見えていないとしか思えない。

確かに規制方法や連携に問題があったのは言うまでもないが、最大の問題点は危険予知が全く出来ていなかった事ではないのか?

警備の態様(誘導だけでなく施設・機械・ボディガード等々)にかかわらず警備全般に言える事ですが、リスクを排除するためにベースとなる警備計画書を策定した上で危険予知を行う。「このベースとなる警備計画に盲点はないか?」「もし、こういう事態が発生したらどのように対処するか?」等。

今回のケースでは、「もし、通信手段にトラブルが生じて情報の連携に支障が生じた場合はどうするのか?」という対策は基本中の基本という事になる。

現場となった交差点の警察官と警備員の動きを見る限り、そのような対策が取られていたとはとても思えない。そもそも交差点に居た警察官と警備員は、その瞬間に泡を食ったような状態で全く反応出来ていない。

もう1つ、2人とも体の向きが反対だ。選手が向かってくる方向に身体が向いていなければならないのに2人とも道路側を向いている。せめて斜めに立哨すべきなのだが。

まだまだある。

7月に発生したフランス・ニースでのトラック突入テロ事件、2週間前にはベルリンで同様のトラックテロがあったばかりだ。

もし、同様のテロ事件が駅伝で起こったら?
そういう想定が成されていたのか甚だ疑問に残る。

今回の事案に接して、明石の花火大会警備と同様のものを感じざるを得ない。

明石花火大会歩道橋事故との違いは、潜在リスクが現実のものとなってしまったのか否かの違いだけのように感じるのだが・・・

posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 交通誘導警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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