2017年02月04日



千葉都市モノレール作草部駅の乗客閉じ込め事案、原因の本質は「警備員の勘違い」ではない。

記事タイトルが異様に長くなってしまいました。この事案に対して「警備員の勘違い。」との報道がなされていますが、今回のトラブルが生じた原因は以下の3点に集約される。

@ 警備員の慣れに伴う怠慢。平たく言えば手抜き。

本来はホームまで上がるべきところを階段途中までしか上がっていないとの事だった。キツい事を言うようだが「手抜き」と言わざるを得ない。

A リスクに対するシミュレーションが行われているとは思えない。

「もし、列車の遅延があったら?」「もし、ホームの椅子で酩酊者が寝込んでいたら?」という発想が全く無かったものと思われる。日頃からホームまで上がっていなかったのではないかと疑われても仕方がない状況だ。警備計画書の中身に興味を抱いている。

B 運輸指令と警備員の間に情報の共有が無かった。

これについては決して少なくはないであろう他施設も同様だ。本来は警備会社がリスクシミュレーションを行い、その内容をクライアントに提示すべきだが、それを行っている警備会社が如何ほどあるのか甚だ疑問だ。

完璧なセキュリティ体制確保の為には、情報の共有は最も欠かせない要素だが、私個人は既に諦めている。個人的にそして独自に情報収集の為のシステムを作り上げ重要情報は全て自分で仕込めるように留意している。本来あるべき形ではないけど苦肉の策で、そうせざるを得ないからだ。

致命的なミスを犯したくないから、自己防衛の為に徹底して独自の情報収集を行っている。

施設内での様々なリスクに対するシミュレーションも単独で実施している。このシミュレーションはかなり細かく行っていてクレームや施設外人物が関わるトラブル・クレームなども入っている。

今回の千葉都市モノレール事案はシミュレーションと呼ぶには気恥ずかしくなる低レベルのチェック内容の欠如によるものだが、それさえも行われていない現状をまさに露呈したと言える。でも、これが現実であり、改めて驚くに価しない。繰り返すが、私的には驚き度ゼロだ。

警備会社のセキュリティに関するリスク管理は他業界の企業よりも低いケースが少なくない。むしろ、コールセンターなど顧客のデータベース管理が命取りになりかねない企業の方が、セキュリティそのものが存在価値の全てとなる警備会社よりも、エキュリティ概念が明確でシステムも確立している。

セキュリティという言葉を使って違和感を感じない警備会社なんて極々僅かだと思う。






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