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2017年03月12日

ガラパゴス化著しい交通誘導警備業界

交通誘導警備業界を見ているとガラパゴス化現象が著しく感じられて仕方がない。建前上は請け負い業務となっているが実態は人材派遣業務であり請負単価の柔軟性にも乏しく技術力の進展もさほど見られない。

その原因はどこにあるのだろうか?

1つは公共工事における設計単価が人工制の縛りから抜け出せない現状にある事。本来であれば安全管理費として配置される警備員の人数に応じてではなく安全をコントロールする事に主眼を置いて1現場当たりの安全維持費という発想が必要なのだが役所にはその発想が無い。

要するに現場の安全管理において「警備員を何人配置するのか」という事が前提になっていて1現場当たりの安全管理費をグロスで設定するという発想が無いわけだ。もし、後者の発想に基づいて予算が組まれれば受注単価に柔軟性が出てくる事になる。

単価に柔軟性がなく人工制だから価格競争に陥ってしまうわけだ。

この問題は警備会社単独では乗り越えられない問題であり政治的なアプローチが必要になる。また、相当な時間を要するのも間違いない。しかし、警備業は請負業務だと言いながら役所段階で人材派遣業と位置付けているに等しい現状であり非常に矛盾している。

次に様々な規制に守られているのも事実だが、規制そのものが足を引っ張っている側面が否めない。請負業務と人材派遣業務の一部をグレーゾーンというか一部の態様に限っては緩和するという事が必要ではないか。

例えば、警備業者間において警備員の貸し借りが自由に行える法整備を行う等。もっと解釈を広げると警備業のアウトソーシング(外注)専門会社の存在が可能になる環境を作るという事だ。

いずれの手段も簡単には実施できないだろうし話の俎上に上がる事さえ考えにくい現状である事は言うまでもないが検討すべしという流れが必要な時期に来ているのではないだろうか。

それと、今までに何度も書いてきた事だが、現任教育制度の見直しが必要なのは改めて言うまでもない。現状の現任教育や初任者教育は警備員の資質の向上を目指すものではなく警備業法違反にならない事が主たる目的だという事。本末転倒しているのは明らかだ。

まだ他にも様々あるが長くなるのでこの辺りで終わりにしたい。

最後に1つだけ書き添えたい事がある。

警備業協会は交通誘導業務における合図の統一化や誘導道具の一元化に努めるべきだ。警備員によって合図方法が異なるし、依然として紅白の旗を使用するナンセンスな誘導が行われている。私には紅白の旗を使用する事は全くもってナンセンスだとしか思えない。

現状のスタンスが継続する限り、交通誘導警備業界のガラパゴス化が解消される事は有り得ないと思うのだが...

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posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 警備会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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