2017年03月30日

登山講習会での雪崩死亡事故で感じた事

栃木・那須町の登山講習会で高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、講習会の現場責任者だった大田原高校の山岳部顧問が会見し、「絶対安全であると判断して歩行訓練に入った。」と説明されました。

また、ビーコンを携帯していなかった事も判明しています。ビーコンを携帯していなかったという事は裏を返せば雪崩に巻き込まれる事はあり得ないという判断が前提にあるわけです。

彼はこうも言っている。「ビーコンは、雪崩の危険性のある登山には必要だが高校生は行かない。全国的にもそうだと認識している。」

栃木県高校体育連盟で登山専門部委員長という立場の彼がそのように発言しているという事は、他校も同様に生徒にビーコンを携帯させずに訓練を行っている事はほぼ間違いなさそうだ。

もし、それが事実であるとすれば驚かざるを得ない。一部の報道では「慢心が招いた事故」というような指摘も見られるが、慢心というよりは「リスクに対する意識の欠如」という事の方がしっくりくるのですけどね。

以前に、こういう記事を書きました。

実害が出なければリスクは無視される

責任者の教諭は、後悔と反省を口にされましたが、亡くなった8人の命は帰ってこないし教諭自身も残りの人生を言葉では表せない重荷を背負って生きていく事になる。他の関係者にとってもリスク意識の欠如による代償は余りにも大きく、亡くなった生徒たちや遺族の無念は計り知れない。

リスク意識の欠如は、リスクに最も敏感であるべき警備会社や警備員も例外ではない。日頃から少なからぬ警備会社や警備員に対して「リスクに対して何故そんなに鈍感なのだ!?」と声を荒げたくなる現状に辟易としているのが率直な思いだ。
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