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2017年05月01日

施設警備員は決して暇ではない

一般の人から見ると、施設警備員は立哨したり巡回したり人の出入りを管理したりするぐらいで、暇な仕事という印象が強いかもしれないけど、実はとてもハードな仕事なんです。

雑用が多いし、なによりも、リスクを未然に防ぐ為に目に見えない部分の仕事が山ほどある。

例えば、私が勤務していた現場の話だけど、施設内にあるマンションには幼稚園児が住んでいて、施設内の歩道でお友達と待ち合わせて通園するのです。

そして、いつも友達は遅れてやってくる。その間は彼女1人だけになるのです。

どういうリスクがあるかというと既にご理解いただいていると思いますが、車に連れ込まれて拉致されるリスクがある。彼女のすぐ横を車が走っているわけだから数秒で車に引きずり込まれる可能性がある。

毎朝、彼女がエレベータに乗るところから監視カメラで追いかけて、歩道で1人になっている間は全神経を注いで監視活動を行うわけです。彼女の近くで徐行や停止するという不審な車があれば即効で現地に急行する。

防災センターから走れば10秒と掛からないので、いつでも飛び出す準備をしていた。実は何度か駆けつけた事もある。幸い、私の思い過ごしだったんだけどね。

こういう事は警備報告書には書かないし、周囲の誰もがそういう意図で警備員が走っているとは思わないわけで。こういう動きをした事は我社の人間もクライアントも知らない。結果的に何事もなかったのだから警備報告書に記載する事も自分の口からこういう行動をしたとは言わないわけだ。

他にも警備報告書に書かない動きは幾つもあった。特に駐車場などへは頻繁に緊急出動したけど、これも報告せずに済んだ。

こういう潜在リスクに対応していると勤務中の緊張感は半端ではない。そういう動きを知らない人達は「警備員は楽な仕事だ。暇な仕事だ。」と思うだろうが私は心身共にとてもハードな仕事だと思っている。

以前、新聞配達のおじさんから「暇で仕方ないでしょうからスポーツ新聞でも読んでください。余ったので差し上げます。」と言われた事があるという記事を書きました。

苦笑いするしかない。

私は、人の評価などは全く関係ないという考え方なので腹も立たないが、やはり、そういう認識を持たれているんだなと改めて思い知った。

施設警備員は常に緊張状態の中で仕事をしているし、とても忙しいのだ。まあ、理解してもらう必要はないんだけどね。全ては自分の中で完結すればいいのだから。

警備日報には、「事案発生無し。」「特に異常なし。」
でも、「あぁ、今日は良い仕事が出来た。満足な1日だった。」

それでイイのだ。

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posted by 管理人 | Comment(2) | ■ 警備会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは
コメントに返信いただいてありがとうございます。
周りから見れば楽そうに見えまでしまいますよね。自分もなる前はそう思ったました。実際は雑用や事案が多くて息つく間もなかった。雑用ばかりで、これは警備員なのか、警備が疎かになっているのではと感じる事もあります。私の現場は、かなり大変な部類に入る現場だそうなので、ここで修行して、なるべく早いうちに大手警備会社に転職し、施設警備員をやりたいとも思っています。
施設警備2級を取ったので、次は1級や指教責、防災センター要員など資格を取り、少しでも転職活動に有利に出来ればと思っています。
Posted by ゆう at 2017年05月02日 02:36
仰るとおりですね。本当に雑用が多い。

以前、警備員が管理人化するという記事を書いた事がありますが、私が勤務していた現場でも、いつの間にか警備員の本来あるべき姿から乖離する人が少なくなかったです。

まあ、仕方ない側面もありますけどね。

資格をたくさん取って大手の警備会社への入社を目指しておられるとの事、素晴らしいと思います。頑張ってください。
Posted by 管理人 at 2017年05月03日 02:30
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