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2018年02月11日

波紋を呼んだ高級チョコブランド「ゴディバ」の広告       その真意を探る(前)

ベルギーの高級チョコレートブランド「ゴディバ」を輸入販売するゴディバジャパンが、バレンタインデーを間近に控えた2月1日に日本経済新聞に掲載した広告が波紋を広げている。

世界に名だたるチョコレートブランドが「日本は、義理チョコをやめよう。」という広告を出したのですから話題にならない筈がありません。

まずは、その広告を見て頂きたいと思います。

日本は、義理チョコをやめよう。

バレンタインデーは嫌いだ、という女性がいます。

 その日が休日だと、内心ホッとするという女性がいます。

 なぜなら、義理チョコを誰にあげるかを考えたり、準備をしたりするのがあまりにもタイヘンだから、というのです。

 気を使う。お金も使う。でも自分からはやめづらい。

 それが毎年もどかしい、というのです。
 それはこの国の女性たちをずっと見てきた私たちゴディバも、肌で感じてきたこと。

 もちろん本命はあっていいけど、義理チョコはなくてもいい。

 いや、この時代、ないほうがいい。そう思うに至ったのです。

 そもそもバレンタインは、純粋に気持ちを伝える日。

 社内の人間関係を調整する日ではない。

 だから男性のみなさんから、とりわけそれぞれの会社のトップから、彼女たちにまずひと言、言ってあげてください。「義理チョコ、ムリしないで」と。
 気持ちを伝える歓びを、もっと多くの人に楽しんでほしいから。

 そしてバレンタインデーを、もっと好きになってほしいから。

 愛してる。好きです。本当にありがとう。そんな儀礼ではない、心からの感情だけを、これからも大切にしたい私たちです。
 ゴディバジャパン株式会社
 代表取締役社長
 ジェローム・シュシャン


この広告に対する消費者の見解は、大半が「賛意」を示す内容だったらしい。私もまさにその通りだと思う。

多くの場合で、「義理チョコ」ではなく「義務チョコ」というのが実態だ。こういうチョコを貰う方の立場の人間にとっても同様だ。義務でチョコを貰い、義務でホワイトデーにお返しをするという不毛の連鎖だ。

この広告に対して賞賛の声が相ついだが、同業者にとっては、不愉快極まりない広告である事は言うまでもない。しかもバレンタインデーの2週間前なのだから猶更だ。

ゴディバ自身も同業者からの反発を少しでも緩和すべく、かなり慎重でソフトな言い回しに徹している印象が強い。

では、何故このような広告を2月1日に打ち出したのだろうか?

チョコレートに対する深い愛情と自社ブランドに対する誇りという純粋な思いが突き動かした事は間違いないと思う。

しかし、同時に、企業戦略という側面も垣間見える。


posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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