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2018年02月12日

波紋を呼んだ高級チョコブランド「ゴディバ」の広告       その真意を探る(後)

全編の最後に、この衝撃的な広告を打ち出した背景には「チョコレートに対する深い愛」と「自社ブランドに対する大いなる誇り」があるのだろうと書きました。

根底になったのはそのようなゴディバの思想だと思いますが、ゴディバも企業ですから会社を安定させ成長させるべく戦略や戦術を構築しなければなりません。
今回の広告は、ただ単にゴディバの思いを伝えたい一心からだけではないと思うのです。これから先は私の推測です。

・ゴディバにとって義理チョコ市場は蚊帳の外

ゴディバチョコレートはとても美味しいです。でも、高額ですから義理チョコとして買われるケースはかなりレアだろうと思います。

だからといって、義理チョコ市場を取り込む為に低額チョコを販売しようとすれば90年以上の年月を掛けて築き上げたブランド価値を落としてしまう。

むしろ、義理チョコ市場がしぼめば、その分がゴディバの客単価の嵩上げに繋がる可能性が高い。

・義理チョコ市場よりギャレンタインデー市場の方が合致

アメリカでは「ギャレンタインデー」が定着しつつあります。ギャレンタイン(GALENTINE)とは、「ギャル(GAL)」と「バレンタイン(VALENTINE)」を組み合わせた造語。女子だけのバレンタインという感じで女子会と友チョコを組み合わせたようなイベントです。

もし、このイベントが日本でも定着するようになればゴディバにとっては大きなチャンスです。義理チョコとは異なり平均価格から高価格帯のチョコが買われるでしょうから、ブランドイメージを壊す事なく、このイベント用のアイテム拡充に力を入れる事が可能になる。

ゴディバでは今年のイベントとして「ギャレンタイン・キャンペーン」をやっていましたしね。プレゼントはとても魅力的なものでしたが既に締め切られています。この市場を狙っている事は間違いない。

これらの状況を踏まえて考えると、ゴディバにとってギャレンタインデーの定着化が企業戦略の優先事項の上位に位置していると思われ、義理チョコ市場の縮小はその追い風になると考える事も出来る。

いずれにしても、今回の広告はゴディバだから打ち出せた広告である事は間違いない。そして広告効果も絶大だった。

ゴディバの知名度を更に上げただけでなく、同時に「ギャレンタインデー」というイベントの存在も広める事が出来たのだから


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