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2011年09月25日

新人研修2日目

2日目は防犯等のリスク予知そしてリスクにどう対処すべきかという点をメインに教育を実施しました。施設警備全般において起こり得るリスクとこの現場で起こり得るリスク、そして過去に実際に起こった事件やトラブル、事件などを提示し「君ならどう対応する?」という質疑応答形式を行いました。

どんなに答えに窮しても必ず自分の考えを述べさせるという方式。警備員としての経験が無いわけですから非常に難しい問題だという事は分かっているけど、じっくり考えて自分なりの意見を述べることは非常に大切な事です。正解を求めているわけではありません。

この教育にはコーチング方式を採用。ヒントを与えながら最終的には本人が答えを見出すというやり方で、私が答えを教え「何故、そうすべきなのか?」という教え方ではなく、ポイントになるヒントを与えて彼自身がそのヒントを基にして自分自身で解を導き出すように仕向けるのです。

こういう形で教育すると彼は自分で答えを見つけたという充足感を感じる事が出来るし、答えを見出す為の方法を学ぶ事が出来るので、今後、教えていないパターンの出来事が起こっても自分の頭の中で自分に問い掛けるという過程を経て答えを見出す事が可能になります。それに、物事を冷静に論理的に考える習慣が身に付くのです。

「こういう事が起きたら、こういう風に対応するのだ。」

そういう教え方をしていたら、パターンが少し変わっただけで対処が出来ません。大切なのは答えを見出す為の手法を教え、それを体感させる事です。




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2011年08月21日

交通誘導では「足さばき」が重要

交通誘導業務に携わる警備員はまず交通誘導2級の資格を取るべきと何度も書いてきましたが、これは今後の警備業界を取り巻く環境の中で資格を取らなければならないという事であり、資格取得はあくまでも交通誘導警備員として有利な状態を作り出すという事であって目的という類のものではないという事を認識しておく必要があると思います。

どうも交通誘導2級や1級を取得する事を重視し過ぎるきらいがあるように感じます。大切なのは誘導技術なのだという事を再認識する必要があるのかもしれません。

以前にも書きましたが、鏡の前で誘導灯を振る練習をしたり、足さばきの練習を怠ってはならないと思うのです。キチンとした形が出来上がるまでは。

誘導灯の振り方は言うまでもありませんが、足さばきも同等に重要なのです。瞬時に身体の向きを変えたり素早い動きをする為には足さばきは非常に重要なポイント。

足さばきといってもピンと来ない方が多いかもしれませんが、武道の足さばきをイメージしていただくと宜しいかと。イメージ的には空手や剣道の足運びという感じですかね。

これがスムーズに出来るようになると第三者から見て素早い動きの警備員、スキの無い警備員、動きにメリハリのある警備員という印象を受けます。工事現場等で不測の事態が起こっても素早い反応で対応する事が出来るようになります。

この訓練をする事で、今までとは全く異なる動きを実感出来ると思います。




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2011年07月03日

警備員は安全対策のプロであるべき!!

警備員は警備の専門職としてその技能を発揮する義務があります。しかし現実を見るとクライアントの指揮命令下に入っているという情けない実情があります。これはれっきとした警備業法違反でもあるのです。当然、人材派遣法にも引っ掛かってくる。まあ、そういう観点だけではなく警備員としては実に恥ずかしい事だと思うのです。

警備業というのは派遣業ではなくて請負業なのですから、本来は工事現場等においても規制方法を指示したり安全対策を指示したりと現場の安全やスムーズな工事の進行に対して主導権を取る立場であらねばならいのです。

しかし、残念ながら警備員よりも現場監督の方が安全対策に対する習熟度や知識が高いというのが実情で警備員に安全対策に対して意見を求める事なく、「ああしろ こうしろ。」と指図しているのが実情です。

私が交通誘導員として働いていた頃は現場監督とよくぶつかっていました。安全対策に対して警備員としての意見をガンガン言っていたからです。「この規制では危険過ぎます。こういう風に規制をさせていただかないと困ります。」「明日は資機材、特にセイフティーコーンをあと何個増やしてください。」と言うものですから、「ガードマンが余計な事を言うな!!」と怒鳴りつけられた事も何度もあります。そういう時には「ガードマンだから言うんです。私達は現場の安全確保とスムーズな工事進行に全力を尽くすのが仕事ですから。」だと。我社にクレームが来たのは言うまでもありません。「あんな横着な警備員は要らない。明日は別の奴を付けろ!」みたいな。

でも、こういう事を繰り返していると中には最初の頃は怒っていた現場監督も工事開始前の全体ミーティングでは「最後に警備員さんの方から現場の安全対策に関して説明をお願いします。各作業員は警備員さんの指示に従って安全な工事を行ってください。」と言動が変わってくる人もいます。

警備員として言うべき時には言う。

少なくとも私は警備員はそうあるべきだと思っています。同時にこういう意見を言う為には相当な勉強をしなければならないとも。交通誘導2級や1級の勉強という事ではありません。ああいうものは所詮はお飾りに過ぎませんからね。実際に現場で役立つ知識や技術という部分での勉強です。

竹刀での剣道と真剣による戦い方の違いぐらいの差がありますから。ここを勘違いしてはいけないのです。




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2011年07月02日

【初めての警備員】 交通誘導と施設警備の難易度

私は今は施設警備員ですが交通誘導員をしていた時期もありますので、この2つの警備業務の技術的な面に関して少し触れてみましょう。人それぞれに感じ方は違うでしょうが私は技術的な難易度という点では交通誘導の方が高いと思っています。

施設警備では基本的に1ヶ所の現場での勤務になりますから、そこで必要となる知識や技能を身に付ければいいので1ヶ所の現場で勤務するという前提で捉えると、真剣に学べば半年以内で隊長クラスと同等の力量を身に付ける事が可能です。

一方で交通誘導はいろんな異なる現場、異なる作業内容の現場に配置される事になりますし、立地の違いで誘導方法が異なってきます。要するにバリエーションが多岐に亘るので技術的には非常に難しい。同時に運動神経も要求されますしね。

もっとも、向き不向きというものがあって、施設警備ではコミュニケーション能力が不可欠で、この部分が苦手な人には結構キツイように感じます。交通誘導は反射神経や瞬間的な判断力が要求されますから、同様にこういう能力に欠けている人にとってはキツイと思います。

これから警備員を始める予定の方は、どちらの業態を選ぶかをじっくりと考えた方がよろしいかと。次回は別の面から施設警備と交通誘導の違いについて書いてみたいと思います。




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2011年06月12日

交通誘導のトラブルショット (2)

こういう状況の中で誘導を行う場合は以下の事に留意すると不可能ではなくなるのです。

@ まず、規制の掛け方を万全にする。

極論で言えば、規制方法さえ完璧に行っていれば警備員ゼロでも事故は起こりません。ドライバー同士の阿吽の呼吸で事故は起きず、スムーズというのは無理ですが、それなりに車は流れます。それぐらい規制方法というのは大切なものです。

A 立ち位置と体のさばき。

立ち位置を頻繁に変えてタイムリーな場所に常に立っている事。例えば、片側の車を停止させたらその場を離れて少しでも反対側に近位置に移動。よほどの事がない限り、走る必要はなく速足で歩く程度で十分。車が流れている方向に歩いて行くので止めるタイミングにまで到着すれば良いのですから。体のさばきは体の向きと捉えて結構です。

B 信号の変わる時間を計っておく。

信号は一定の時間内で青から黄、赤に変わります。場所によっては時間帯によってこの間隔が変わるので定期的なチェックが必要。信号機を見るのではなく横断歩道の信号を見る事。横断歩道の信号が点滅しだして一定の時間で交差点の信号は黄色になるからです。これも時間の間隔は一定。

C 誘導灯は2本必要

左右のドライバーに対して異なる合図を送るので誘導灯は2本必要になります。私が交通誘導していた頃の誘導灯は普通の懐中電灯に赤い色の筒を押し込むタイプでした。はめるのではなく押し込むだけ。振り方が悪いと筒が飛んでしまいますから力加減を考えながら振らなければなりませんでした。昼間に電気を点けても明かりが点いているなんて誰も分かりません。夜間でもぼんやり点いている程度。合図はオーバーアクションがポイント。

D ドライバーとのアイコンタクトと情報開示

ドライバーに停止を求める際は相手の目を見据えて「止まらないと許さないぞ!」みたいな気迫で停止させる。本来は停止をしていただくという形ですが、こういう場合はそんな紳士的な事は言っておれない。こちらの気迫に押されて必ず止まってくれます。

そして次の情報開示が大きなポイントになります。止まってくれた先頭車両の後ろ3台に「先頭車が動くまでいま少しお待ちください。」と告げる。傍に警備員が居ないと後続車が自分の判断で動き出すケースがありますので、それを防ぐ手段です。

細かい事を挙げれば、もっといろいろありますが、ポイントになるのは上記の5点です。

さすがに今どきはこういうムチャクチャなケースはないでしょうが、昔は珍しい事ではありませんでした。それ故に昔の警備員は技術力が要求されたわけです。ロウソクの明るさも無い誘導灯、強く振り過ぎると筒が飛んで懐中電灯に変わってしまう誘導灯、全くと言っていいほど光らない夜光チョッキ。こういう装備で誘導をやっていたのです。

それでも車はスムーズにちゃんと止まってくれた。

誘導灯の振り方が全てなんです。

装備が今のように万全になると工夫の必要性が少なくなるからでしょうか、工夫している警備員というのを見た事がありません。状況に応じて誘導灯を振るスピードに微妙な変化をつけたり合図の大きさを変えたりという動きが見られません。

車高の高低によってドライバーから見える警備員の合図は異なってくるのです。車のスピードによって誘導灯の振りのスピードを変える必要があるのです。

こういう細かい作業をしている警備員を見掛ける事がなくなりました。以前、「道具が進化すると警備員の技量は落ちる」という主旨の記事を書いた事があります。私のようにお粗末な道具で交通誘導をした警備員にとっては、今の装備品というのは、どこか本末転倒しているようにしか思えないのです。「そこまでオプション付ける必要があるのか?」と絶句してしまう。その1つが点滅式の誘導灯だったり、長い誘導灯だったりするのです。

夜間の片側交互通行の最中に誘導灯が壊れたら、どうするのだろう?と老婆心ながら思ってしまうんですよね。。。




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