PAGE TOP

2017年05月31日

交通誘導警備員の資質向上に不可欠《危険予知・通行止め》

交通誘導警備員にとって一番怖い事は警備員が責任を問われる可能性がある「現場での事故」である事は言うまでもないと思います。

しかし、一体どれだけの人が現場に入る前に「リスク」を把握し、対処しているでしょうか?

「この現場では、こういう事故が起こる恐れがある。」
「それを未然に防ぐには、どういう事に注意を払い、どのような誘導を心掛けるべきか?」

スポンサードリンク


交通誘導警備では「通行止め」「歩行者誘導」「車線変更」「片側交互通行」などに大別されますが、それぞれの現場で事情が異なりますから、個々の現場の状況に合わせたリスクマネジメントが必要になります。

「通行止め」の現場に配置されると、「ラッキ〜!」みたいに思う人もいるかもしれませんが、過去には警備員にとって実に恐ろしい事故が何件も発生しています。意外にこの手の事故は多いのです。

よくあるパターンは、歩行者や自転車が工事で掘削されている穴の中へ転落する事故。仮に警備員がその事故現場のそばに居なかったとしても「なぜ、ちゃんと歩行者誘導をしなかったのだ!」と責められるのは間違いない。

工事で掘られている穴の中を覗き込む人がたまにいますからねぇ。そしてバランスを崩して穴の中に転落する人がいる。

道路掘削のために歩行者通路が狭くなっている場所は要注意です。セイフティコーンやバーが設置されているとしても気は抜けない。ましてや、セイフティコーンのみが、まばらに置かれているような現場では特に警戒を要します。

ただ単に看板の前に立って「工事で道が狭くなっていますのでご注意ください。」と声を掛けるだけではなく、歩行者の横についてカバーするのが理想です。もちろん、穴がある側に自分が位置して。

面倒でしょうが、そういう行動を取ると転落事故はほぼ完ぺきに防げますし現場監督からも好意の目で見られる事は間違いない「この警備員さんはキチンとした仕事をするな。」「安全にとても気を配っているな。」「我々も安心して工事に集中できる。」等々。

でもって、監督から指名が掛かったりする。工事が半日で終わっても1日分の時間でサインしてくれたりする。一石三鳥です。警備員として信頼される喜びも伴いますから一石四鳥かもしれない。

警備会社の管制の人達は経験の浅い警備員を「通行止めの現場なら大丈夫だろう。」という事で配置に付けるケースが多いと思いますが、事前にしっかりと注意点を指導しておかなければ危険だと思います。しかも、クレームが最も発生しやすいのは通行止めの現場でもあるのですから。

スポンサードリンク




posted by 管理人 | Comment(4) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

交通誘導警備員の資質向に不可欠《型と基本動作》

工事現場を見掛けると交通誘導警備員さんの所作をしばらく観察するのが常ですが、それぞれの警備員さんの誘導における型と基本動作が異なっていまるケースが大半です。

そして、そのほとんどが合格点には達していない。

型と基本動作が素晴らしいという警備員さんは滅多にいないのが実情です。

これは一体どういう事なのか?

結論から先に言うと、警備会社が行う新人教育の際に型と基本動作が疎かにされているか、もしくは「理想的な型や基本動作」を探求しその手法を確立するに至っていない事が原因と考えられます。交通誘導警備において型と基本動作は根幹を成すものですが、それさえも出来ていない現状です。

それは何故なのか?
答えは簡単です。

スポンサーリンク



警備員教育は質よりも時間が最優先されているからです。

警備業法では、基本的(資格保持者や経験者は時間短縮・免除あり)に警備員の新任教育は基本教育15H業務別教育15Hの計30H、現任教育は基本教育3H業務別教育5Hの計8H行わなければならないと定められています。

正確に言えば、それぞれの教育時間は●●時間以上と定められているのですが、警備会社の捉え方というか、解釈は、●●時間の教育を行えば良いという考え方が一般的です。教育内容は、大きく分けて5項目あり、4日間に分けて行われています。

その中で型と基本動作に費やされている時間は如何ほどでしょうか?

それ以前に、各警備会社において「理想的な型と基本動作」が確立され、マニュアル化されている会社が如何ほどあるのでしょうか?

理想的な「型と基本動作」が確立されなけば、警備会社の幹部たちが語る、「見せる警備」「魅せる警備」などというものは単なる言葉遊びであり自己満足に過ぎないと私は思うのですけどね。


スポンサードリンク








posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

交通誘導警備員の資質向上に不可欠《見た目の印象》

交通誘導警備員さんを見ていつも思うのは色あせた制服を着ている人が多いし白手袋を着けている人となると皆無だという事。制服の買い替えはそれなりにコストが掛かりますから致し方ない部分もあるけど、「こんなに傷んだ制服を警備員に着させるの?」と言いたくなるほどボロボロの制服を着ている人も割とよく見かけます。

警備員は身なりというか、見た目の印象でイメージが大きく変わります。清潔感があってキチンとした身なりの警備員は「仕事が上手そう。」「頼り甲斐がありそう。」「この警備員さんの指示なら従っても大丈夫そう。」となりがちで、逆に身なりに難点があると上述の印象とは正反対になりがちです。

制服から生じるイメージに関しては、会社ばかりに問題があるとも言えず、管理する警備員さん自身にも問題があるケースが少なくないようにも思える。各社が1人当たり何着の制服を与えているのかは不明だが、少なくとも2着は与えているのではないだろうか。

2日間着用したら洗濯するというペースで回していけば、多少くたびれた制服でも清潔感は維持できます。靴の手入れも重要な要素です。

警備会社は出来るだけキレイな制服を与え、警備員はこまめに洗濯をして身だしなみを整えるように努力すれば一般人の評価は高まるのではないでしょうか。

交通誘導警備員のイメージアップに繋がり、コストパフォーマンスが高いのが白手袋です。素手や軍手ではダメ!

ナイロン製の白手袋が1つ380円くらいで売られています。警備会社ならもっと安く購入出来ると思います。この白手袋を着けるだけで、かなり印象が異なってきます。

特に、歩行者誘導などをする際に真っ白な手袋で進行方向を指し示して誘導すると、合図そのものがとてもキレイに見えるもの。ナイロン製の白手袋はお風呂で軽く手洗いすると簡単に汚れが落ちるし、乾きが速く3時間程度で完璧に乾きます。現場では替えが1セット必要ですから3セットあればベスト。

まあ、いろんなご意見があろうとは思います。現場によっては洗っても取れないような汚れが付着するところもあるでしょうしね。ただ、総体的に捉えるとコスパは高いのではないかと思うのですけどね。

警備員に対する低評価の大きな部分を占めているのが身なりの問題です。これに対してどのように取り組むべきか深く突っ込んで吟味すると大きな効果を発揮するのではないでしょうか。

スポンサードリンク







posted by 管理人 | Comment(2) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

「警備戦団ガードマン」 エンジョイしてますね〜

茨城県のご当地ヒーロー「警備戦団ガードマン」が話題になっています。モトクロスのレーシングスーツに手を加えた自作の衣装を着て誘導灯を華麗に振ってイベント等に出演されているらしい。

その素顔は、交通誘導警備員の森田さん。

記事の中の決めポーズの写真がとてもカッコいい!

彼曰く、「警備員はやりがいがあり、ガードマンは自分の全て」

いや〜 エンジョイしてますねぇ。

警備員と言う立場を自虐的に捉える人も少なくありませんが、彼みたいな人もいる。実に素晴らしいじゃないですか。

興味を抱かれた方は下に彼の記事を貼り付けておきますのでご覧ください。

「警備戦団ガードマン」の記事を見る
posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

箱根駅伝警備 前代未聞の大失態! 誘導警備の常識ではあり得ない事。

3日に行われた箱根駅伝復路の最終10区、日比谷交差点で神奈川大学の中神恒也選手がワゴン車と接触しそうになるというトラブルが発生した。

中神選手が接触寸前にスピードを緩めた事でなんとか最悪の事態は避ける事が出来たが、もし体力を消耗している状態だったら、タイミング的には大参事になっていただろう。

「あ、あ、あーーっ! 危ないっ!! 危ないなぁー!」

近くで観戦していた男性の声が動画の中から聞き取れた。
それほどまでに危機一髪の状況だった。

選手の立場からすると、まさか車が止まらないとは思いませんからね。ただもうひたすら必死に走っているわけだし頭の中ではペース配分など様々な計算をしているのですから。

あの状況で、よく車を避ける事が出来たものだと驚いた。

警視庁は連携強化や配置する警察官の増員を検討しているというが、この事案の本質がほとんど見えていないとしか思えない。

確かに規制方法や連携に問題があったのは言うまでもないが、最大の問題点は危険予知が全く出来ていなかった事ではないのか?

警備の態様(誘導だけでなく施設・機械・ボディガード等々)にかかわらず警備全般に言える事ですが、リスクを排除するためにベースとなる警備計画書を策定した上で危険予知を行う。「このベースとなる警備計画に盲点はないか?」「もし、こういう事態が発生したらどのように対処するか?」等。

今回のケースでは、「もし、通信手段にトラブルが生じて情報の連携に支障が生じた場合はどうするのか?」という対策は基本中の基本という事になる。

現場となった交差点の警察官と警備員の動きを見る限り、そのような対策が取られていたとはとても思えない。そもそも交差点に居た警察官と警備員は、その瞬間に泡を食ったような状態で全く反応出来ていない。

もう1つ、2人とも体の向きが反対だ。選手が向かってくる方向に身体が向いていなければならないのに2人とも道路側を向いている。せめて斜めに立哨すべきなのだが。

まだまだある。

7月に発生したフランス・ニースでのトラック突入テロ事件、2週間前にはベルリンで同様のトラックテロがあったばかりだ。

もし、同様のテロ事件が駅伝で起こったら?
そういう想定が成されていたのか甚だ疑問に残る。

今回の事案に接して、明石の花火大会警備と同様のものを感じざるを得ない。

明石花火大会歩道橋事故との違いは、潜在リスクが現実のものとなってしまったのか否かの違いだけのように感じるのだが・・・

スポンサードリンク







posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする