2016年03月26日

交通誘導警備員は過失致死・傷害罪に問われる事を前提にすべき!

今まで何度も書いてきた事ですが交通誘導警備員の誘導ミスにより生じた交通死亡事故で警備員が重い罪に問われる判例が出来上がってしまった。

交通誘導警備員の誘導ミスにより生じた交通死亡事故の過去記事


こういう判例が出てしまうと、判例を基にして拡大解釈が成され、より広い範囲で警備員の過失が問われる可能性があるという事を意識すべきでしょう。

今後、交通誘導警備員の過失致死・傷害罪に問われるケースが増える事を前提に交通誘導を行うべきだと思います。

裁判に負ければ当然の事ですが民事訴訟により多額の賠償金を支払わなければなりません。警備会社だけでなく警備員に対しても賠償金の支払い義務が生じる。

その事を前提にして交通誘導を行わなければなりません。

警備員は特別な権限は無いが義務は生じるという事を頭に叩き込んでおかなければなりません。

進行合図が重なって(車同士や車対人に対し双方に進行合図を送る等)しまった事が原因で発生した事故は、多くのケースで警備員の過失になると思われます。

もし、合図の判断で迷った時には

双方に同時に停止合図を送る事がキモ!

もちろん、そういう合図をすれば双方から怒鳴られるでしょうが事故にはなりにくいですから。

くれぐれもご安全に!




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2016年03月13日

リスクのみが高まる警備員

警備員には特別な権限は無いが義務は生じるという判例が相次ぎ今後もこの流れが加速していく事はあっても逆行する事はないだろう。

2013年に交通誘導警備員の誘導ミスによって発生した死亡事故では禁錮1年執行猶予4年という判決が下され、2015年に競馬場で調教中に脱走した競走馬が引き起こした死亡事故では競走馬の脱走に気付かず脱走を防ぐ事が出来なかった施設警備員が業務上過失致死傷罪の判決を受けた。

死亡事故ということもあって民事訴訟では数千万円以上の賠償が命じられと推察されます。

警備員には特別な権限が認められていないので、仮に警備員にも過失があったとしても法的な責任が問われる事はないというのが一般的な認識だったのですが、この認識は見事に覆されてしまった。

特に2013年の交通誘導における誘導ミスに起因した死亡事故における有罪判決は衝撃に値するものだった。歩行者を轢いた運転手が禁錮1年8ヶ月(執行猶予5年)、誘導ミスをした警備員が禁錮1年(執行猶予4年)という事で警備員に対する判決が驚くほど重い事に驚きを禁じえない。

判例が今後の同様事案の裁判では基準になりますから警備員の過失によって生じた事故では警備員に重い罪が課せられる事は明白です。死刑判決における永山基準のようなものです。

警備員には特別な権限が無いという警備業法の一文が警備員特に交通誘導警備員にとっては業務上やり辛い部分でもあったわけですが、一方で不明確・不適切な誘導による事故が起こっても警備員の罪が問われる事は無いという思いもあった筈。

権限は従来通り認められず、義務だけは過大と思われるレベルまで高まってしまった。

競走馬の事故も同様です。競走馬の脱走を防げなかった事が果たして過失となるのか?当時の状況が不明確なので談じる事は出来ないが、仮に競走馬が脱走しそうになる状況を認知したとしてもゲートを閉める時間的余裕があったのか?という疑問も残る。

これらの判例が今後更に拡大解釈される可能性も否定できない。要するに警備員の過失というものに対してより厳しい判断が下される可能性があるという事だ。

私たち警備員にとってはリスクのみが高まりリターンはゼロという厳しい時代になったと言わざるを得ない。






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2016年02月06日

交通誘導警備員の受傷事故を防ぐ方策を検討すべき

先日、三重県の高速道路で警備員2名が死亡する事故が発生しました。この事故を受けて各県の警備業協会や各警備会社がどのように捉え、どのような対策を取ったのかは知る由もないが、私自身の経験則から述べると当事者意識というものを持って真剣に事故の未然防止対策を検討したところは極々僅かだろうと思う。

今回の事故を含めて交通誘導業務中の警備員受傷事故においてそれを防ぐ事が出来なかった原因は必ず存在する。言い方を変えると受傷事故のほとんどは日頃から的確な措置を取る工夫をしていれば完全に防ぐ事が出来る可能性が高いし、少なくとも受傷レベルを大幅に引き下げる事が可能だ。

受傷事故を防ぐ為の方策はいろいろある。

簡単な方法を述べると以下の2つの方策がある。

・過去の交通誘導現場の事故事例を入手し研究する。
・想定される事故のシミュレーションを行い防止策を研究する。

工事現場に車が突っ込んで死亡事故などの重大事故が発生した時、警備業界から漏れ伝わる反応はいつも似たようなもので本質論の議論はおざなりにされているというのが実情だ。

「あの事故は不可抗力だった。」
「運が悪かった。」

だいたい、こういうニュアンスで語られ、月日の経過と共に事故の記憶は風化されていく。

事故が発生した時の各警備会社の対応はどのようなものであろうか?

「こういう交通誘導中の死亡事故が発生しています。皆さんも十分注意して業務に励んでください。」

たぶん、このレベルの話で終わっているのではないだろうか。もしかしたら、そういう話さえされない警備会社もあるかもしれない。

警備業協会には「交通誘導業務における事故防止対策委員会」のようなものが存在しているのだろうか?

もし、そういう委員会が無いとしたらお粗末としか言いようがない。例えば、各県の警備業協会では運営コストの問題上で対応出来ない可能性もある。ならば、全国警備業協会本部にそういう対策室を設置し、過去の事故事例の資料を集めて事故の傾向と対策を本格的に研究する部署を作るべきだと思う。

私が交通誘導を主体とした警備会社を経営していた時に様々なルートから過去の事故事例の資料を集めていた。重大事故が発生した現場の規制状況や工事車両の位置、そして警備員の立ち位置などが詳細に描かれた現場の見取り図だ。もちろん、事故発生前後の道路状況や事故の発生状況に関する詳細も記述されている。

それを基にして事故原因を炙り出し、どのように対処すれば事故を防げたのかという事を様々な観点から検証し具体的な対策を講じるという作業を継続的に行っていた。

警備業協会に頼らなくても警備会社単独で行える研究だ。

自社の警備員に「事故に十分に注意してください。」というのは簡単だし、我が社は君たち現場警備員の事を心配しているのだというアピール程度にはなるだろう。

いわゆる、リップサービスみたいなものだ。

じゃあ、何に対してどのように気を付けなさいと言うのか?そういう質問を投げかけるとしどろもどろになるのがオチだ。

交通誘導中の受傷事故には必ず原因がある。私が検証した限りでは不可抗力というような事故は1件も無かった。

交通誘導業務中に警備員が事故によって死亡するという悲しいニュースはもうこりごりだ。繰り返しますが、事故には必ず原因があり検証した過去の全ての事故は防ぐ事が可能だったという結論を得た事を強調したい。






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2015年10月22日

素人未満の警備員

勤務している施設のすぐ近くで道路工事が行われていて3名の警備員さんが誘導業務を行っていました。信号が無い横断歩道の両サイドにそれぞれ警備員が1名、そして車両の傍に1名という配置。

横断歩道の手前では私を含めて4人が車道の車が途切れるのを待っていた。

左側からの車は途切れたのですが右側から1台の車が近付いているのでその車が通過するのを歩行者皆が待っていたのですが、何故か警備員さんは私達に進めの合図を送っている。

もちろん、誰一人として横断歩道を渡る人はいません。
車に轢かれてしまいますから。

しかし、その警備員さんはひたすら「早く渡れよ。」と言わんばかりに誘導灯で進めの合図を続けている。そもそも誘導灯で人に対して合図を送る段階で間違っているわけだが。。。

歩行者の人達はたぶん同じ事を考えていたでしょう。
「警備員さんの指示に従うのは危険だ。命が幾つあっても足りない。」と・・・

こういう警備員さんはごく稀なのですが、たまたまそういう警備員さんに遭遇した人達は二度と警備員の誘導を信じなくなるのは間違いない。

警備員の合図は一切無視して自分の目だけを信じる。
そういう風になっても仕方ないですよね。

こういう警備員失格としか言いようがない警備員が極々僅かだったとしても、そこに居た誰もが「警備員」と一括りにしてしまうのも致し方ない。

この現場は通学路にもなっていますから、もし、横断を待っていたのが低学年の子供だったらと思うとゾッとした。今だにこんな素人未満の警備員が存在している事に驚きを禁じ得ない。

滅多にいないこのような低レベルの警備員のせいで全体が斟酌されるというのは実に残念であり腹立たしい。この警備会社はよく見掛けるのですが全体的に質がかなり悪いので、ちゃんとした教育や指導をしていないのでしょうねぇ。





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2015年09月08日

すっかり涼しくなった

9月に入ってすっかり涼しくなり、警備の制服も半袖から長袖に衣替えしました。深夜の巡回ともなると少し肌寒ささえ感じる今日この頃です。

交通誘導業務に携わる警備員の方々にとっては凌ぎやすい日々の到来という感じでしょうか。外での仕事は夏は暑く冬は寒いですから本当に大変です。

私も交通誘導の経験がありますが暑さも寒さも半端ではありません。特にアスファルトの上で仕事をする時などは体感温度がかなり違いますからねぇ。真冬のアスファルトの上では分厚い靴下を履いても足の裏がとても冷たいですし。

1年が春と秋だけだったらイイのですけどね。
夏と冬は2週間だけとか。

私は身体が弱いものですから昨年は2回も軽い熱中症に罹ってしまいました。汗が噴き出すという表現は大袈裟ではなくて、もう死ぬのではないかと思ったくらいでした。駅から自宅まで僅か5分程度の道のりなのに熱中症になるとは思いもしなかった。

こんな体の弱い私ですが、なぜか風邪はひかない。
もう10年くらいはひいていないんじゃないかな。

皆さんも健康に留意されて仕事に励んでください。

なんか、暖かい食べ物を食べたくなってきたなぁ。
今週末はおでんでも作ろうかな。






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