2016年04月29日



いよいよゴールデンウィーク突入

明日からゴールデンウィークが始まります。それに伴い各地で様々なイベントが解されますから雑踏警備業務に従事される警備員の方もいらっしゃると思います。出勤予定の警備員のみなさん、大変かと思いますが頑張ってくださいね。

今年のGW雑踏警備においては会社からこういう特別指令が出ているだろうと思います。

「テロには十分注意してください。不審者・車両はもちろんの事、人通りが多い場所に放置されている不審な荷物にも十分留意して警備業務に当たってください。」

日本でテロの心配をしなければならない現状に隔世の感を抱かずにはいられません。

単なる置忘れの荷物なのか、それとも不審物であるのかという区別は非常に難しいと思います。もし、そういう気になる放置荷物などを見つけた時にどのように対応するのかを事前にシミュレーションしておくべきだと思います。明らかな不審物というものは少ないだけに判断基準を明確にしておく必要があると思います。

それでは、GW雑踏警備従事の警備員のみなさん。
ご安全に!!

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2016年04月23日



橋桁落下事故 もう少しで警備員も巻き込まれるところだった

まさか橋桁が落ちて来るとは・・・

2人がお亡くなりになったとの事でお悔やみ申し上げます。

それにしても、あんなに沢山の車が走っている場所での落下事故ですが、よく巻き込まれた車が無かったなと思います。

近くで交通誘導をしていた警備員は落下地点から10メートル離れた場所にいたらしい。少しズレていたらと思うとゾッとされたでしょうね。

橋桁が落下するシーンの動画を張り付けておきますね。一気に落ちずにバウンドを繰り返しながら落下した事で車のドライバーを気付いたのかもしれません。ドライバーにとっては、まさに危機一髪だった。




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2016年03月26日



交通誘導警備員は過失致死・傷害罪に問われる事を前提にすべき!

今まで何度も書いてきた事ですが交通誘導警備員の誘導ミスにより生じた交通死亡事故で警備員が重い罪に問われる判例が出来上がってしまった。

交通誘導警備員の誘導ミスにより生じた交通死亡事故の過去記事


こういう判例が出てしまうと、判例を基にして拡大解釈が成され、より広い範囲で警備員の過失が問われる可能性があるという事を意識すべきでしょう。

今後、交通誘導警備員の過失致死・傷害罪に問われるケースが増える事を前提に交通誘導を行うべきだと思います。

裁判に負ければ当然の事ですが民事訴訟により多額の賠償金を支払わなければなりません。警備会社だけでなく警備員に対しても賠償金の支払い義務が生じる。

その事を前提にして交通誘導を行わなければなりません。

警備員は特別な権限は無いが義務は生じるという事を頭に叩き込んでおかなければなりません。

進行合図が重なって(車同士や車対人に対し双方に進行合図を送る等)しまった事が原因で発生した事故は、多くのケースで警備員の過失になると思われます。

もし、合図の判断で迷った時には

双方に同時に停止合図を送る事がキモ!

もちろん、そういう合図をすれば双方から怒鳴られるでしょうが事故にはなりにくいですから。

くれぐれもご安全に!

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2016年03月13日



リスクのみが高まる警備員

警備員には特別な権限は無いが義務は生じるという判例が相次ぎ今後もこの流れが加速していく事はあっても逆行する事はないだろう。

2013年に交通誘導警備員の誘導ミスによって発生した死亡事故では禁錮1年執行猶予4年という判決が下され、2015年に競馬場で調教中に脱走した競走馬が引き起こした死亡事故では競走馬の脱走に気付かず脱走を防ぐ事が出来なかった施設警備員が業務上過失致死傷罪の判決を受けた。

死亡事故ということもあって民事訴訟では数千万円以上の賠償が命じられと推察されます。

警備員には特別な権限が認められていないので、仮に警備員にも過失があったとしても法的な責任が問われる事はないというのが一般的な認識だったのですが、この認識は見事に覆されてしまった。

特に2013年の交通誘導における誘導ミスに起因した死亡事故における有罪判決は衝撃に値するものだった。歩行者を轢いた運転手が禁錮1年8ヶ月(執行猶予5年)、誘導ミスをした警備員が禁錮1年(執行猶予4年)という事で警備員に対する判決が驚くほど重い事に驚きを禁じえない。

判例が今後の同様事案の裁判では基準になりますから警備員の過失によって生じた事故では警備員に重い罪が課せられる事は明白です。死刑判決における永山基準のようなものです。

警備員には特別な権限が無いという警備業法の一文が警備員特に交通誘導警備員にとっては業務上やり辛い部分でもあったわけですが、一方で不明確・不適切な誘導による事故が起こっても警備員の罪が問われる事は無いという思いもあった筈。

権限は従来通り認められず、義務だけは過大と思われるレベルまで高まってしまった。

競走馬の事故も同様です。競走馬の脱走を防げなかった事が果たして過失となるのか?当時の状況が不明確なので談じる事は出来ないが、仮に競走馬が脱走しそうになる状況を認知したとしてもゲートを閉める時間的余裕があったのか?という疑問も残る。

これらの判例が今後更に拡大解釈される可能性も否定できない。要するに警備員の過失というものに対してより厳しい判断が下される可能性があるという事だ。

私たち警備員にとってはリスクのみが高まりリターンはゼロという厳しい時代になったと言わざるを得ない。



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2016年02月06日



交通誘導警備員の受傷事故を防ぐ方策を検討すべき

先日、三重県の高速道路で警備員2名が死亡する事故が発生しました。この事故を受けて各県の警備業協会や各警備会社がどのように捉え、どのような対策を取ったのかは知る由もないが、私自身の経験則から述べると当事者意識というものを持って真剣に事故の未然防止対策を検討したところは極々僅かだろうと思う。

今回の事故を含めて交通誘導業務中の警備員受傷事故においてそれを防ぐ事が出来なかった原因は必ず存在する。言い方を変えると受傷事故のほとんどは日頃から的確な措置を取る工夫をしていれば完全に防ぐ事が出来る可能性が高いし、少なくとも受傷レベルを大幅に引き下げる事が可能だ。

受傷事故を防ぐ為の方策はいろいろある。

簡単な方法を述べると以下の2つの方策がある。

・過去の交通誘導現場の事故事例を入手し研究する。
・想定される事故のシミュレーションを行い防止策を研究する。

工事現場に車が突っ込んで死亡事故などの重大事故が発生した時、警備業界から漏れ伝わる反応はいつも似たようなもので本質論の議論はおざなりにされているというのが実情だ。

「あの事故は不可抗力だった。」
「運が悪かった。」

だいたい、こういうニュアンスで語られ、月日の経過と共に事故の記憶は風化されていく。

事故が発生した時の各警備会社の対応はどのようなものであろうか?

「こういう交通誘導中の死亡事故が発生しています。皆さんも十分注意して業務に励んでください。」

たぶん、このレベルの話で終わっているのではないだろうか。もしかしたら、そういう話さえされない警備会社もあるかもしれない。

警備業協会には「交通誘導業務における事故防止対策委員会」のようなものが存在しているのだろうか?

もし、そういう委員会が無いとしたらお粗末としか言いようがない。例えば、各県の警備業協会では運営コストの問題上で対応出来ない可能性もある。ならば、全国警備業協会本部にそういう対策室を設置し、過去の事故事例の資料を集めて事故の傾向と対策を本格的に研究する部署を作るべきだと思う。

私が交通誘導を主体とした警備会社を経営していた時に様々なルートから過去の事故事例の資料を集めていた。重大事故が発生した現場の規制状況や工事車両の位置、そして警備員の立ち位置などが詳細に描かれた現場の見取り図だ。もちろん、事故発生前後の道路状況や事故の発生状況に関する詳細も記述されている。

それを基にして事故原因を炙り出し、どのように対処すれば事故を防げたのかという事を様々な観点から検証し具体的な対策を講じるという作業を継続的に行っていた。

警備業協会に頼らなくても警備会社単独で行える研究だ。

自社の警備員に「事故に十分に注意してください。」というのは簡単だし、我が社は君たち現場警備員の事を心配しているのだというアピール程度にはなるだろう。

いわゆる、リップサービスみたいなものだ。

じゃあ、何に対してどのように気を付けなさいと言うのか?そういう質問を投げかけるとしどろもどろになるのがオチだ。

交通誘導中の受傷事故には必ず原因がある。私が検証した限りでは不可抗力というような事故は1件も無かった。

交通誘導業務中に警備員が事故によって死亡するという悲しいニュースはもうこりごりだ。繰り返しますが、事故には必ず原因があり検証した過去の全ての事故は防ぐ事が可能だったという結論を得た事を強調したい。



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