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2016年04月15日

自分流 真心の警備員

警備員の中でどの程度の人が「自分流」と言いますか、自分自身で物事を考えて自分独自のスタイルで警備業務を実践している人がいるだろうか?

私が知る限りでは、皆無です。

ただ単に時間だけを売る警備員、指示命令された事だけしかやらない警備員、相手の心を斟酌しよう等という発想さえ無い警備員、そういう警備員がほとんどだ。

そういう現実の中で警備員として働いていると、とても辛い。そういう環境の中に居るしかない自分が情けなくて落ち込む事も少なくない。

ある警備員を紹介した記事を見つけた。

「あぁ、こんな人もいるんだなぁ・・・こういう人と話をしてみたい。」

(以下は朝日新聞デジタル記事より転載)

「ほんまの誠心誠意の人」宝塚線事故現場で警備員10年

JR宝塚線(福知山線)脱線事故の現場となったマンション(兵庫県尼崎市)を10年以上、見守り続ける人がいる。大阪市に住む島中健二さん(51)。JR西日本の社員ではない。JR西が委託する警備会社の契約社員だ。

【写真】「JRの人殺し」と通行人から3回怒鳴られた

 朝も夜も屋外に立つ。「JRの人殺し」と通行人から3回怒鳴られた。激しい言葉をぶつけられた時は、お辞儀を繰り返し、怒りが解けるのを待つ。指先をそろえ、173センチの細身の体をゆっくり折り、5秒ほど止めて起き上がる。以前は90度に曲げていた。遺族に「そこまで丁寧にされると、逆に気を使う」と言われ、45度にした。

 尼崎市生まれ。高校卒業後、父の食堂を手伝ったが、2000年に廃業。母や年の離れた弟と妹を養わなければならない。約1カ月後、たまたま警備員になった。JRとの縁はない。05年12月、事故現場に配属された。仕事の日は2食分の弁当を持つ。妹が作る甘い卵焼きがいつも入っている。

 1年半が過ぎた頃、遺族に初めて話しかけられた。「事故現場への近道はどちらですか」「寒い中、ご苦労様ですね」。「思いが伝わったかな」。数年ぶりに服を買って帰った。1500円。警備服の下に着る白いTシャツだ。

 訪ねてくる人の顔は50人ほど覚えた。でも名前や、犠牲者との関係はほとんど知らない。「警備員が話しかけるのは、出過ぎたふるまい」と考えるからだ。何と声をかければいいのか、10年経ってもわからない。「ご遺族様は、特別な思いを抱いて現場に来る。愛する人との時間を邪魔したくない。周りの木々だと思ってもらえればうれしい」

 マンション脇に地蔵がある。遺族が花や缶コーヒーを供えていく。日にちがたち、傷んだ花を見るのは、つらいだろう。ある日、枯れた花をよけた。いつしかそれが日課になった。

 3月の月命日に訪れた男性は、島中さんを「いつも、ただそこにいる人。でも、JRがふだん口にする『誠心誠意』とは違い、ほんまの『誠心誠意』を持っている人」と表現した。JR西のある社員は、訪れる遺族にちょっとした対応が必要な時、「僕らのお願いを聞いてくれないご遺族も、島中さんのお願いは聞く」と明かす。
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2016年03月31日

交通誘導警備は達成感あり!では施設警備は?

仕事をする上で達成感があるか否かという事はとても重要な要素の1つだと思います。

交通誘導警備は難しい現場ほど達成感があると思うのです。そんな現場はご免蒙りたいという人もいるかもしれませんけどね。

でもね、そういう難しい現場をこなす事で交通誘導警備員としての技量は格段に上達するし、そういう現場をこなした自分に対して喜びや達成感を得る事ができると思うのです。

施設警備ではこのような達成感を得る機会はとても少ない。

何故なら、施設警備の実態は付帯業務が主になっていたり、警備員としての専門性を生かす機会が皆無だからです。セキュリティのプロという姿なんて求められていないのが現実です。 

以前、とても優秀な警備員が「イメージしていた仕事とは大きな乖離があり過ぎて、これ以上続ける事は出来ない。」として退職した事例がありました。

その言葉を聞いて、彼の心情が痛いほど理解できたので引き留める理由が全く見つからなかった。

私も同じ思いです。でも、私の場合は収入を得る為の手段として今の仕事をしていますから、そういう思いは脇に置いている。割り切っていると言った方がいいのかな。とても切ないですけどね。

だって、今まで「遣り甲斐」「達成感」を非常に強く感じる仕事しかやった事がないから。寝食を惜しんで仕事をしてきましたから。だから、どんなにハードな日々であっても幸福感に包まれる事が大半で全く苦痛を感じた事がない。

でもね、施設警備員という仕事はそういうものとは無縁に近く、時間を売るに等しい仕事だと割り切らなければやってられない。まあ、私だけがそう思っているのかもしれないけど。

以前に「時間を売るだけではダメだ。」という主旨の記事を書いた事がありますから、言っている事に整合性が無いじゃないかと思われるかもしれません。仕事の態様は時間を売るに等しいが、その中にあって最大限のプラスαという付加価値をつけるという風に捉えていただければと思います。

時々ね、とてもやり切れない思いを感じる事がある。それでも生活の糧を得る為に今の私が出来る事はこの仕事ぐらいしか存在しないのだから仕方ないと自分に言い聞かせているというのが実情なんですよね。


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2016年03月02日

警備員を続けるつもりなら資格取得は不可欠

警備員には2種類の人がいます。、1つは、警備員はあくまで腰掛け的存在で別に目指す職種があってその仕事が見つかるまでの一時的な生活費稼ぎという人達。もう1つは、ずっと警備員を続けるつもりであったり、何となく警備員という仕事に就いて特に将来的に何かをしようという事も無く、言葉は悪いけど惰性的に警備員をしている人達がいる。

その事の良し悪しを言っているのではありません。人それぞれに人生に対する考え方は異なりますし、どのような生き方が幸せなのかは人によって異なりますから。

ただ、どのような理由で警備員を続けるのかは脇に置いて、警備員を続けるつもりなら警備関係の資格を取るべきであるという事は明白です。

警備会社にとって資格を持っている警備員か否かという事は存在価値が大きく異なりますから自己防衛の為に資格を取るべきなのです。

警備員の資格は国家資格になりますが少なくともペーパーテストはとても簡単です。少しだけ勉強すればまず合格する。問題は実技でしょうね。これはそれなりの訓練をしなければ簡単にはいかないと思います。

いずれにしても、警備員を続けるつもりの人は1級取得を目指して勉強に励むべきではないでしょうか。2級ではあまり価値は無い。やはり1級を取得する事が警備員としての価値を高めると考えるべきだと思います。

警備員の資格取得を目指している皆さん。頑張ってください。

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2015年11月22日

リスクに対する備えはできているだろうか?

警備という仕事は常にリスクと隣り合わせにあるのですが、警備会社にしても警備員にしても慨してそのリスクに対する備えが十分であるとは思えない。十分な備えで臨んでいる警備会社も警備員も存在しているでしょうが、それは少数派ではないだろうかと思える。

先日、東京の表参道にある宝石店が強盗被害に遭いました。外国人特有の荒っぽい手口で弊店間際を狙って警備員を殴りショーケースを割って貴金属を強奪。その被害は7500万円だったらしい。

詳しい状況は不明ですがカラーボールは備えていなかったのでしょうか?

他にも思うところは多々ありますが、敢えて語るのは控えましょう。

こういう事件が発生するといつも思うのですが、様々なリスクに対してシミュレーションはキチンと行われているのだろうかと。

警備会社にしても警備員にしても、業務の性格上、事件が起きるのを前提にしなければならないし、それを未然に防いだり事件の発生時にいかに最適な対応をすべきかという事を明確にしておくべきだと思う。

これから年末にかけて強盗事件などが発生しやすい時期を迎えます。様々な事案に対するシミュレーションを再度行い万全を期す必要があるのではないでしょうか。
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2015年09月22日

警備員は、ハイリスク、ローリターンになりつつある

警備員の労災事故は他の産業が減少傾向にある中で増加の一途を辿っており近年は1300件も発生しています。

事故内容では、転倒が3割、交通事故が2割。
年齢別では50歳以上が約6割になっています。

死亡者数は平成23年度で27人にも達しています。

警察官の殉職者数が年間で10人前後と言われていますから、警備員の方が遥かに多いという事になります。警備員の方が人数が多いですから比率としては同程度という事にはなりますけれど。

警備員という仕事は非常にリスクが高いと言わざるを得ません。

そして近年は新たなリスク要因が生じています。

それは、警備員の過失が問われるケースが増えているという事。

やはり何といっても衝撃的だったのは2012年に発生した警備員の誘導ミスによる死亡事故で、警備員が禁錮1年(執行猶予4年)の有罪判決を受けた事件です。

女性警備員の誘導ミスによる死亡事故で有罪判決

本来、警備員には特別に権限が無いわけですから、警備員の誘導が絡んだ交通事故が発生しても警備員に余程の過失がない限りは罪に問われないという暗黙のコンセンサスがあったものですから、この判決は警備業界に激震をもたらしました。

私も当初は「あまりにも無茶な判決ではないか?」と思いましたが、裁判の中での当該警備員の証言等を聞くと、あのような判決が出ても致し方ないなと。ただ、ドライバーの量刑(禁錮1年8か月、執行猶予5年)とのバランスという点では疑問が残る。

いずれにしても、警備員には特別の権限は無いが、過失があれば罪に問われる可能性大になったという事。どの程度の過失で罪に問われるのかという事を断じる事は出来ないが、今後、この判例が基準にされる事は間違いないと思われる。

警察官よりも多い職務中の死亡者数、権限は全く無いがミスをすれば有罪判決を受ける。その上、社会的地位は低く、賃金は最低賃金というのが現実。

ハイリスク・ハイリターンではなくて、ハイリスク・ローリターン、いや、ハイリスク・ノーリターンと言っても言い過ぎではないような時代が訪れようとしている感が拭えない。
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