2013年04月17日

警備員は二極化の蚊帳の外で在り続けるという事

もう10年前ぐらいでしょうか、「勝ち組」「負け組」という言葉が紙面を賑わす時期がありましたが、最近は負け組と呼ばれる層が増えたからでしょうか、あまり見掛けないような気がします。

この「勝ち組」「負け組」という言葉自体は個人的には嫌いですが厳然と存在しているのも事実です。資本主義社会の負の側面でもあるわけですから好き嫌いを論じても仕方がありません。

この流れはまだ始まったばかりで、これから先、ややスピードアップしていくと考えるべきだと思います。要するに貧富の差が一段と開く事になり、若者のニューリッチ層が増える反面、職を失ったり貧しくなる人々が更に増加していく事になる。これはまず間違いない。

では、警備員はどうなるのか?

延々と蚊帳の外であり続ける可能性が高い。今以上でも今以下でもない位置に置かれるのは間違いない。

様々な業界で天下りが問題視されてきましたが警備業界も立派な天下り業界です。でも、何故かそういう点で世間の注目を集める事がありません。警備業界は天下り業界であり、その事によって規制緩和の波から守られているという側面もあるワケで警備会社にとっても警備員にとっても都合の良い現状ではあります。

TPPへの参加問題については、以前の記事で「もうTPP参加から逃れる事は不可能になった。」という主旨の記事を書きましたが、ついに指摘通りの結果になりました。本来ならTPP参加によって警備員の賃金は下がる事になるのですが、警察機構の中に組み込まれている警備業界故に規制という網によって守られる事になりそうです。但し、もし、力関係の構図が崩れれば賃金は下がる事になる。

警備員は仮に好景気になったとしてもその恩恵を享受する事無く、延々と蚊帳の外の存在として在り続けるという事を前提に人生設計を行うべきだと思うのです。

日銀が前代未聞の量的・質的緩和を宣言しましたが、これはイチかバチかの大博打です。失敗した時のダメージはバブル崩壊とは比較にならないほど質的に大きいのは間違いない。

どう異なるのか?

もしこの金融緩和が失敗したらダメージが庶民の生活苦に直結するという事。バブル崩壊でも庶民への影響は多少なりともあったでしょうが、今回は寧ろ庶民のダメージの方が大きくなる事も明白です。失敗する確率というよりも成功する確率はかなり低いとは思うのですけどね。




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2013年04月09日

警備員は警備の資格を少しでも多く取得すべき

昔は転職するなどと言うと、堪え性が無いのと同義のように言われていましたが、近年は転職はちっとも珍しくないというのがコンセンサスです。スキルの高い人などは転職によって高待遇を得るケースが多いのですが、スキルの低い人達にとっては負の転職という側面が強いようです。

転職を重ねるごとに条件が悪くなっていく。
現実はそういう転職が多いのではないでしょうか。

「警備員は腰掛けでやっているんだ。」

こういう人も少なからず居ますが現状の就職・転職市場の動向を鑑みると、よほど腰を据えてかからないと転職は容易ではないと言わざるを得ません。今までに何度も書いている事ですが、「雇用のミスマッチ」は簡単には解消せず、就労者の二極化は今後更に拡大しそして両者の格差は一段と乖離していくと思われます。

今、警備員をしている人は将来他の業種に進む予定の如何に拘わらず警備員の資格を取得すべきだと思います。2級は持っていて当たり前、1級を取得しなければ価値が無いというのが現状ではないでしょうか。可能であれば指導教育責任者も取っておきたい。

同時に、自分が将来的に骨を埋めても良いと思う業界があれば、少しでも早く多く資格を取るべきだと思うのですけどね。悠長に構えている場合ではないのですから。




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2013年04月05日

警備員の不祥事が続いている

2月に東京都墨田区のJR錦糸町駅のホームで、乗客の男性が刃物で切りつけられた事件がありましたが、先日、犯人が逮捕されました。41歳の警備員でしたね。大々的に報道されましたので多くの方がご存知だと思います。

また、岩手県では警備員が同僚警備員の自宅に泥棒に入り、気づかれた為に殺害するという強盗殺人事件がありました。他にも我が子を虐待した警備員が逮捕されるなど、警備員の不祥事が続いています。

他の職業であれば、こういう事件を起こした犯人の冠は「会社員」という形で報道されますが、警備員の場合は会社員でありながら警備員という冠が付けられて報道されます。

人の生命や財産を守るのが警備員の職務ですから、そういう立場の人が事件を起こすという事はあってはならない事です。あえて言うまでもない事ですけどね。

警戒棒の構えは中段と下段しかなく、上段の構えはありません。上段の構えは攻撃的な側面が強く、また、頭部への打撃に繋がる可能性が高い構えですから警備員精神というか警備員としての心構えに反する要素があるという事で上段の構えが無いのだと聞いた記憶があります。

たった1人の行動が職務に忠実で責任感を持って働いているほとんどの警備員の印象を貶める事になりますし、所属する会社や仲間達に大きな迷惑をかける事になる。他の業種と異なり警備会社というのは誰かが不祥事を起こすと認定証の取消しなど厳しい制裁が待ち構えています。

自分だけの事を考えるのではなく同じ職場の仲間、そして全国の警備員の事を念頭に置いて立ち居振る舞いに気を配るべきではないだろうかと思うのです。




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2013年03月21日

的確な判断力を養う為には

警備の現場で事案が発生した時には迅速な判断力と行動が要求されます。ゆっくり考えて判断を下すような余裕はなく、ほんの数秒間で決断をして速やかに行動を起こさなければ、事態の悪化を招いたり優柔不断な警備員だという烙印を押される事になる。

かといって、拙速に走るだけで最悪の決断をするようでは話になりません。周囲から役立たずの警備員だと思われてしまう。一度失った信頼を取り戻す事は並大抵の事ではありません。

では、素早く的確な判断力を養う為にはどうすれば良いのでしょう?

学校での勉強と同じで「予習」「復習」が重要です。

勉強の予習に該当するのが「シミュレーション」です。予め、想定される事案内容をイメージして、こういう事が発生したらどのように対応すべきかという事を日頃から反復して頭の中でイメージする事。

警備という仕事では想定外の事態という事は滅多にありませんから事案の想定は比較的簡単です。問題はどういう対応がベストであるかという事に尽きる。シミュレーションを何度も繰り返す事でよりベストな方法を導き出す事が可能になります。

復習は、実際に起きた事案を咀嚼する事と同義です。

自分の現場だけではなく他の現場などで実際に起こった事案の対応を調べて、自分だったらどういう対応をするか、もっと良い対応はないだろうかと繰り返し考える事がポイントです。

こういう予習と復習を繰り返す事で、ある程度の判断力というものは養成されます。日々、たゆみなく予習と復習を繰り返す事。実に簡単な事に思えますが、何事も継続するという事は非常に難しいものです。




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2013年03月17日

会社や先輩が警備技術を教えてくれないから分からない?

「会社や先輩が警備技術を教えてくれないから警備方法が分からない」
「教えてくれないから技術力が上がらない。」

こういう甘ったれた警備員が実に多い。

警備会社としては秀逸な警備を行う為、また、優秀な警備員を育てる為に教育は欠かせませんが、一から十まで教える事が果たして正しいのかという疑問もあります。

もっとも、現実的には経験豊富な警備員であっても大したノウハウを持たない人が多いので新人教育のバリエーションは驚くほど少なく必然的に教える内容は一般的な基礎知識だけというケースが実に多い。

それ故に警備員の質が一向に向上しないという背景があります。

それはそれで問題なのですが、一方で、最初に書いた「教えてもらえないからやり方が分からず苦労している。」というような考えの警備員自体にも大いに問題があります。

私自身も交通誘導警備と施設警備を経験していますが、いずれも警備のやり方なんてほとんど教えてもらった事がありません。自分自身でいろんなシミュレーションを行ったり実地で試してみたりと手探りの状態でノウハウを積み上げてきたというのが実情です。

教えてくれる人がいないのだから自分で学ぶしかないのです。言い方を変えると、教えてくれる人がいないのなら自分で学べばいいだけ。ただそれだけです。別に難しい事でもなんでもない。

中国の格言にこういうのがあります。
「貧しい人に魚を与えてはならない。魚の獲り方を教えるべきだ。」

なんでもかんでも教えを請う人もいます。自分自身で考えを巡らせた結果、自分なりの答えはあるのだけど、どうもしっくり来ない。だから確認の意味も含めて質問をするという事は是とするけど、自問自答したり試してみたりする事もなく答えだけを求める人が少なくありません。

それでは話にならないと思うのです。

常に誰かに教えてもらわなければ何一つ出来ない。ちょっとパターンが変わるだけで対応の仕方が分からないという事になってしまうのですから。

1つの例題を教わったら応用問題は自分で解くという姿勢がなければ学力が向上しないのと同じ事です。いろんな業界を見てきましたが警備の技術は他の業界よりもバリエーションも少ないし易しいというのが私の感想です。もちろん、より深い部分を身に付けようとすればどの業界でも似たようなものだとは思いますが、それでもやっぱり警備技術というのはバリエーションが乏しいのも事実です。

その業界にあって、「会社が教えてくれないから自分の技術が上達しないのだ。」という考えを持つのはあまりにも情けないと思うのですけどね。




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