2014年05月28日

AKB襲撃事件 警備会社の面目まるつぶれ

先日発生したAKB握手会での殺人未遂事件ですが、犯人の行動に気付き素手で凶器をつかんだ勇者は警備員ではなくイベント制作会社「ニュース・プロモーション」(本社・仙台市)のバイトスタッフだったと報道されています。

同社は東北地方のコンサート制作やプロモートなどに携わる会社で、松田聖子らのライブも手がける。AKB48側とは毎月実施される被災地訪問にも関わっており信頼関係を築いていた。同社は日刊スポーツの取材に「弊社からお伝えすることはございません」とした。(日刊スポーツ記事より引用)

もし、彼が犯人の動きに気付いていなかったら最悪の事態も想定されたわけですから、実にお見事というほかない。まさにヒーローです。

咄嗟の判断での対応だったのでしょうが、他人を守るために刃物を素手で掴むという行動は責任感というよりも相当強い正義感を持ち合わせていないと出来ない事です。

本来なら警備員が真っ先に気付くべきなんですけどねぇ。
いったいどういう警備態勢を取っていたのか?

警備計画に問題があったのは明白でしょうし、配置されていた警備員に、そういう事態に備える心構えがあったのかどうかも甚だ疑問です。厳しい言い方をするようですけどね。

はっきり言って、この警備を担った警備会社も警備員も大失態の極みとの非難を浴びても仕方ない事案です。

ずいぶん前に、警備というのは警戒して備える事だと書きましたが、いろんな施設やイベント会場に行くと隙だらけの警備員が実に多い。

今回の事件では20歳の若い男性が犯人阻止に動き騒ぎになった事で警備員や他のスタッフが気付いたとの事。この男性の存在が被害を最小限に留めたわけで、もしかしたら命に係わる事態にもなりかねなかった。

今回の事案で警備員が第一発見者にもなり得ず阻止も出来なかった事は、警備員の1人として実に情けなくもあり恥ずかしく思う。

「この事案は不測の事態で不可抗力だった。」なんて思っている警備関係者が居ない事を信じたいが・・・







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2013年05月19日

警備員の資質の向上が達成できない理由の1つ

警備員の質を高める方法としては各社の教育担当者が全社的に行う教育指導と各現場の責任者による教育指導が両輪になります。全社的な教育というのは頻度が極めて少ないのが現状ですから教育指導のメインは現場責任者によるものがメインとならざるを得ないのですが、これはこれで、なかなかに難しい問題を孕んでいます。

現場責任者と他の隊員とは一緒に仕事をしますから厳しい教育指導を行うと人間関係に軋轢が生じる可能性が非常に高くなる。会社の方針として「現場責任者の教育指導は絶対的なものだ。」という事が周知徹底されていれば人間関係に大きな歪(ひずみ)が起きにくいのですが、それが徹底されていない会社では上司と部下の間でトラブルに発展する事が少なくありません。

現場責任者としては、顧客満足度を高める為に部下が警備員として足らざる部分を指摘し指導しなければならないのですが、現場責任者の言葉は会社の代弁なのだという明確な定義付けが為されていない事が多い故に一般的には上司というよりも同じ現場の同僚的な感覚を持っている部下が多いように思います。

その結果として現場責任者が他の隊員に対して業務上の事で注意をしたり指導をしたりすると、以下のような反応が返ってくる事になる。

「何を偉そうな事を言ってるんだよ!」
「あんたにそんな事を言われる筋合いは無い!」

結果的に人間関係はズタズタになってしまう。

現場責任者はそれが経験則で分かっているものですから、言いたい事、すなわち指導すべきだと思う事のごく僅かな部分しか指摘できない事になってしまいます。必要最低限の事しか指導できない状態になってしまうのです。それでさえも受け入れられず反発を招きますから、結局、「言わぬが花」となってしまう。

好き好んでいろんな指摘や指導をしているワケではないのですが、会社の事を思って、また、警備員の社会的評価を高めようとして行う行為が自分への批判という形で返ってくるのですから、真面目に取り組めば取り組むほどアホらしくなる。そう思っている現場責任者は多いのではないでしょうかね。

結果、警備員の質が上がらないという事になります。

警備員は組織的な在り方に対して馴染んでいない人が多いように思います。「唯我独尊、我が道を行く」「他人に干渉されたくない。」という人が多いですからねぇ。

会社の在り方や組織的なシステムがきちんと構築されていない警備会社が多く、この事が現場責任者のヤル気を失せさせ結果的に警備員の資質の向上を阻害している。この重大な問題に気付いていない警備会社が少なくない事が「警備員の資質の向上」を妨げていると思うのですよね。




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2013年04月23日

独自のスキルを身に付け磨く事が大切

TPPへの参加は農業や自動車ばかりに目を奪われがちですが金融の規制緩和や人材の流動化(外国人労働者等の受け入れ)という側面もあります。金融の規制緩和が進むという事は医療制度にも大きな影響を与え保険制度のあり方に大きな影響を及ぼす可能性がありますし、人材の流動化が国境を超えて進展すると単純作業に留まらず幅広い分野で雇用状況に影響を及ぼす可能性もあります。

まあ、いきなりこういう流れが始まるわけではありませんが、気付かない内にそういう流れが出てくると考えるのが妥当だと思います。

これからの時代は自分独自のスキルを身に付け磨いていかなれば過ごしにくい世の中になると思います。極論を言えば組織に属さなくても生きていけるだけのスキルを身に付ける必要性があるという事。

ただ漠然と日々を過ごしていると必ず後悔する事になるでしょうね。

何か1つの分野だけでも良いから非凡な知識や技術を身に付ける事が我が身を守る事になるのは間違いないと思われます。できれば、マーケット自体が拡大していくであろう業界で技能を身に付ける事が望ましい。

ニッチな市場であればなおさら良い事は言うまでもありません。

じゃあ、具体的にはどういう業界が良いのか?

いろいろとありますが、それは自分で調べて見つける事が大切です。言い方を変えれば見つける事から始めるべきという事。世の流れをじっくりと眺めると自ずと答えは出てくる筈です。




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2013年04月17日

警備員には心理学の見識も必要

警備員という仕事では心理学が非常に密接に関わってきますから、本来なら基本教育の中に心理学を取り入れるべきだと考えています。心理学というと大仰な印象を持たれるかもしれませんが、本格的な心理学ではなく業務に直接関わってくる超簡単なレベルの心理学を習得すべきだと思うのです。

施設警備では様々なシーンで相手の心を読む能力が求められます。相手の心を読むなどと言うと、相手の腹を探るというようなダーティなイメージを持たれるかもしれませんが、私が言う「相手の心を読む。」というのは全く異なるスタンスです。

「相手が何を欲しているのか?」を素早く察知する事。

「 May I help you ? 」と声を出すのではなく、相手に近づき阿吽の呼吸でアイコンタクトを図るみたいな感じでしょうか。

日本人というのは人にものを尋ねたり誰かに世話を掛ける事を極力避けようとする奥ゆかしさに溢れた国民性があって、実はとても困っているのに何とか自分で解決しようと努力します。

たくさんの人混みの中からそういう困っている人をパッと見抜いて、さりげなく手助けをする。そうする事で心地良い空気が流れるものです。相手の心の負担も少なくて済む。

一方で、施設には悪事を働く為に人ごみに紛れている人もいます。施設内での犯罪のほとんどは必ず下見をしますからそういう目的の人を素早く見抜いて先手を打つという事も警備員の重要な業務です。

警備業務のソフト面だけでなくハード面でも心理を読む必要性があると思います。話が抽象的過ぎて解りづらいかもしれませんが、鋭い観察眼と心理を読む力を身に付ける事は警備業務を行う上で必要不可欠だと思うのです。




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2013年04月08日

施設警備と交通誘導業務の大きな差異

私は交通誘導業務については現場の事から経営面に関する事をそれなりに知り尽くしているという自負がありますが、施設警備については2ヵ所の現場しか体験していませんので、自分の考え方や仕事の仕方が正しいのかどうかは分かりません。施設警備はまだ3年半程度の経験しかありませんしね。

ただ、同じ警備業でありながら施設警備と交通誘導警備には大きな差異がある事は痛感しています。

施設警備の場合は顧客との契約前に明確で詳細な警備計画書を提出するのが当たり前ですが、交通誘導警備ではそういうスタイルを執っている会社はごく僅かです。

この違いは非常に大きい。

また、交通誘導警備に携わっている警備員自身がその現実に対して疑念を抱いていないという厳然たる事実があります。もちろん、警備員の中にはこの現実に対して大いに問題があると考え問題提起をしている人が居る事も事実ですが、ごく僅かというのが実情でしょう。

このブログでは様々な問題提起をしているつもりですが、警備員や警備会社の論理が身に染み付いていて、こちらの意図が全く理解されないケースが少なくないという印象を受けます。話が全く噛み合わず議論の余地さえないケースが多々ある。

分かる人には分かる。それでいいんじゃないか?
私はそう考えています。
警備員・警備会社の論理で反論をしてくる人達と議論をしたいとも思わない。そういう人達とのやり取りは疲れるだけだし互いに不快感を感じるだけですから。

施設警備の場合は現場ごとに警備計画書を提出するし、日頃の業務の中で警備のプロとして様々な提案を行います。一方で、交通誘導警備では長期間の現場で提出する警備計画書というものでさえ実にアバウトであり内容に乏しいものが大半です。他社の警備計画書を幾つも拝見してきましたが失礼ながら実に稚拙な警備計画書が多い。

そして、期間が長くは無い現場に至っては警備計画書さえ作成されていないのが実情で、「この現場は片側交互通行ですよ。」とか「通行止めですよ。」という程度の情報しか警備員に知らされていないケースが非常に多い。事前の現地調査などは、まず為されていない。

「コスト的に無理だ。」
必ずこういう声が出てくる。

警備員教育も然り。

出来ない理由ばかり考え、出来ない理由ばかりを言う人達のなんと多いことか。

警備業界は規制によって守られているからそういう発想でも成り立っているという事が全く分かっていないという事にいい加減気付くべきだと思います。他の業界動向を見れば、警備業界がいかに送れているかがよく分かりますが他の業界の動向を知らない人が多過ぎてまるでガラパゴスのような状態を続けている。

その考え方を警備会社も警備員も根底から見直さない限り、いつまで経っても警備員の資質の向上は望めないし警備員が周囲から一目置かれる存在になる事はあり得ないと断言していい。

やれるやれないではなくて、やるべき事をキチンと実行すれば必ず周囲に感謝されるし敬意の念を抱かれます。警備のプロとして信頼も寄せられるのです。

もっと広い視野で物事を見て判断する事が必要なのではないかと思うのですけどね。

こういう事を書くと、必ず、「上から目線でものを言っている。」と批判する人が出てきます。上から目線であろうと私が人格的に大いに問題があろうとそういう事は関係ないと思うのです。

もし、様々な提案の中で1つでも考えるに値する事があるとしたら、それは意義ある事だと思うのですよね。書き手の人格などどうでも良い事だと私は思うのですけどね。ブログというものは多くの人に訪問してもらう為に大衆ウケをしそうな事を書いたり人柄の良さをアピールするのが常道ですが、少なくとも私は大衆ウケを狙ったりイイ人を演じる気持ちはさらさらないと申し添えておきましょう。

自分を偽ってまで無難な記事を書きたいとは思いませんので。常に真剣勝負、ストレートで真っ向勝負というのが私のポリシーなので。




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