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2017年04月13日

『盗撮罪』を制定すべきだ! (後篇)

公共の場所で盗撮を行えば、各都道府県の迷惑防止条例違反という事になります。条例の内容はそれぞれの地域で若干異なるようですが、「1年以下の懲役又は百万円以下の罰金」という事になります。

公共の場所以外での盗撮は軽犯罪法の「覗き見の罪」という事になり、拘留は1日以上30日未満、科料は1,000円以上10,000円未満の罰金刑です。

また、盗撮をする為に個人の住宅に立ち入ったり、民間の施設などに立ち入ると、住居侵入罪・建造物等侵入罪に問われ「3年以下の懲役又は10万円以下の罰金」という事になる。

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盗撮罪という法律が立法化されていないので、このように実際の犯罪態様とは異なるアプローチで検挙するしかない実情であり、盗撮被害者の精神的・社会的ダメージを考慮するとその刑罰はあまりにも軽く犯罪抑止効果は低いと言わざるを得ない。

それに、初犯であれば多くのケースで弁護士に依頼して示談が成立し不起訴になるのが実状だ。こういう卑劣な犯罪を犯しながら前科もつかないし1〜3日で釈放されるケースが多々ある。早い場合は数時間で釈放される。勤務先に知られる確率も低いわけだ。示談金は30〜50万円辺りが相場ですから経済的ダメージもさほど大きくない。

どこか、おかしくないか???

特に、商用目的で行われる盗撮は極めて悪質であり、一旦、公表・公開されてしまえば完全削除は不可能ですから厳罰に処す必要があるのではないだろうか。

昨年、福岡市の施設トイレ内でタレントやアイドル、モデル等が盗撮され、その映像が販売されるという事件が発生し盗撮サイト運営者が逮捕される事件が発生しました。

この事件では「わいせつ物頒布等罪」での検挙になるだろうと思っていたのですが、意外な事に「リベンジポルノ防止法」が適用された。

リベンジポルノ防止法は2014年に制定された法律で、失恋や離婚等、男女間のトラブルに起因してネット上に性的な写真等を相手の同意を得ずに公表する事案が急増していた事からその対策として立法化されたというイメージでしたから意外感があった。

「わいせつ物頒布等罪」は2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料で、「リベンジポルノ防止法」では3年以下の懲役又は50万円以下の罰金ですから、こちらの方が重い刑という事になる。

しかし、それでも3年以下の懲役というのは話にならないほど軽過ぎる。商行為の盗撮は少なくとも懲役10年は科して当然だと私は思うのだが。

盗撮犯を含めた性犯罪者は逮捕されるまで続けるケースが多く、また、再犯率も高い事から、このような甘い刑罰でしか裁けない現状では更に被害者が増え続ける事は間違いないだろう。

早急に『盗撮罪』を制定し重罪に科さなければならないと思うのだが。特に商行為の盗撮は上述のように最低でも懲役10年程度は科すべきだ。

こういうビデオを買う人間に対しても厳罰で臨むべきだ。徹底的に検挙して痛い目に遭わせたらいい。配信・販売する連中と倫理的には同罪ではないのか。

一刻も早い盗撮罪の制定を願う。

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2017年04月12日

『盗撮罪』を制定すべきだ! (前篇)

年々増加傾向にある「盗撮事件」ですが、発生件数が増加するのは当然だと言わざるを得ない。盗撮事件増加の要因は大きく分けて2つある。

@ スマホの普及や盗撮機器の高度化
A 盗撮そのものの法律が存在していない

@についてはスマホの普及によって盗撮が容易になった事が挙げられる。また、シャッター音が出ないアプリもありますから巧妙に行えば短時間での犯行が可能になりますから犯行の瞬間を押さえにくいという状況だ。

盗撮事件はスマホなどを使ったアナログ的な手法が大半を占めている。「スマホがアナログ?」と指摘されるかもしれないが、盗撮手段としてはそのストレートさ・単純さから盗撮手法としてはアナログという事になる。

一方でハイテクを駆使した盗撮事件も増加傾向にあり、こちらは非常に性質(タチ)が悪く被害レベルが甚大になる。盗撮のハイテク機器とは、「スパイグッズ」等と呼ばれる事もある「盗撮機器」で、その性能は高度化する一方だ。

一例を挙げると、ペンシル、腕時計、置時計、眼鏡、置物、キャップ、ガムのケースなど多岐に亘る。いずれも本物と盗撮器との区別がつかない精巧な機器だ。

いずれもカメラレンズがついているのだが、精巧なものになるとレンズの直径は、1ミリ〜0.6ミリ程度だから肉眼での発見はまず不可能だ。

このような現状でありながら『盗撮罪』というものが存在しないのだから驚きを禁じ得ない。

盗撮をしても大した罪にはならない現状であり、初犯であれば示談などによって不起訴処分になるケースが大半だ。

こういう状況では盗撮事件は増えこそすれ減る事はまず考えられない。

後編は、盗撮に対する現状の法律的背景について言及したい。
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2017年03月30日

登山講習会での雪崩死亡事故で感じた事

栃木・那須町の登山講習会で高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、講習会の現場責任者だった大田原高校の山岳部顧問が会見し、「絶対安全であると判断して歩行訓練に入った。」と説明されました。

また、ビーコンを携帯していなかった事も判明しています。ビーコンを携帯していなかったという事は裏を返せば雪崩に巻き込まれる事はあり得ないという判断が前提にあるわけです。

彼はこうも言っている。「ビーコンは、雪崩の危険性のある登山には必要だが高校生は行かない。全国的にもそうだと認識している。」

栃木県高校体育連盟で登山専門部委員長という立場の彼がそのように発言しているという事は、他校も同様に生徒にビーコンを携帯させずに訓練を行っている事はほぼ間違いなさそうだ。

もし、それが事実であるとすれば驚かざるを得ない。一部の報道では「慢心が招いた事故」というような指摘も見られるが、慢心というよりは「リスクに対する意識の欠如」という事の方がしっくりくるのですけどね。

以前に、こういう記事を書きました。

実害が出なければリスクは無視される

責任者の教諭は、後悔と反省を口にされましたが、亡くなった8人の命は帰ってこないし教諭自身も残りの人生を言葉では表せない重荷を背負って生きていく事になる。他の関係者にとってもリスク意識の欠如による代償は余りにも大きく、亡くなった生徒たちや遺族の無念は計り知れない。

リスク意識の欠如は、リスクに最も敏感であるべき警備会社や警備員も例外ではない。日頃から少なからぬ警備会社や警備員に対して「リスクに対して何故そんなに鈍感なのだ!?」と声を荒げたくなる現状に辟易としているのが率直な思いだ。
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2017年03月18日

東京メトロのセキュリティ対策計画は称賛に値する

東京メトロが3月14日に、2018年以降、東京メトロの全車両にセキュリティカメラを順次設置していくと発表しました。カメラの設置場所は各車両の乗降ドアの上部で、車内全体を見渡せる位置にするらしい。

今までも駅構内へのセキュリティカメラ設置や駅係員及び警備員による巡回などさのセキュリティ対策を行ってきたが、車両内における犯罪の未然防止や状況把握の必要性があると判断した模様だ。その延長線上にはテロ対策という位置づけもありそうです。

東京メトロの所有する車両はトータルで2730両ほどありますから、設備投資のみならず運用コストも決して少なくない額になります。

また、カメラによる録画に関しては個人情報保護法との絡みもあり、その運用体制は非常に難しい側面がありますが、録画の悪用や漏洩リスクを減らす為に専従スタッフを置かれるなど万全を期されている模様ですから素晴らしい。

直接的な収益に寄与する投資ではありませんから、東京メトロの責任感と企業マインドに敬意を表したい。
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2017年03月16日

「ロボットホテル」の挑戦

長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」がロボットホテル、正式名称「変なホテル」の2号店を浦安市に開業し話題になっています。

「変なホテル」はハウステンボスに2015年7月17日に開業し様々な実証試験を行ってきました。目指すのは世界一のローコストホテルだ。当初30人いたホテルスタッフは2016年6月には10人、現在は6〜7人と思われる。

開業時から半年で部屋数は72室から144室と倍増していながらスタッフの数は4分の1程度に減っているわけだからすごい。

因みにロボットの数は開業時の6種82台から、1年後には16種182台まで増加していて、まさにロボットが運営するホテルと言える。夢のある構想をこんなに短期間で実現したという事例は極めて稀だ。

そして、満を持しての2号店オープン。ロボットやAIの急激な技術革新が追い風になったとはいえ、その進歩を確信してビジネスモデルを策定した事も間違いなく、時代を読み切る情報収集能力と経営判断能力は半端ではない。絶賛に値する。

こういうビジネス展開をする経営陣や実働部隊のスタッフにとっては面白くて仕方がない仕事という事になるでしょうね。最近は労働時間の問題が取り沙汰される事が多いけど、私だったらこういう面白くやりがいのある仕事なら寝る間も惜しいとばかりに働きますよ。

まあ、「私だったら・・・」という事ですけどね。

あくまでも個人的見解だけど、最近の労働・残業時間に関する風潮は違和感しか感じない。世論の主流はイジメ事案の構図とよく似ている。象徴的な被害者とされる人が居て、加害者とされる人や組織があって善悪が明確にされている。私には世論とは大きく異なる風景に見えるんだけどね。

さて、変なホテルに話題を戻しますが、このホテルの名称は個人的には好きではないなぁ。まあ、私の好き嫌いはどうでもイイわけだけど、ストレートに「AI」とか「ロボット」等の冠の方が・・・という気もする。

「変なホテル」という命名については「変化するホテル」という前向きな思いが込められているのは知っているけど、文字をビジュアルとして捉えた印象や音の響きがねぇ・・・。

それと、このビジネスモデルは非常に秀逸だけど適用範囲はリゾート地に特化されるのは間違いない。あくまでも「現時点〜近未来までは」という事になるけど。もちろん、それ以外のジャンルでも新たなビジネスモデルの構想はあるだろうが、ロボットがそれに対応できるようになるまでは軽く20年は掛かるのではないだろうか。

もっとも、現段階で将来に向けた実証実験や運用ノウハウの確立を行いながら中長期ビジネスモデル化の布石を打つという構想があるのでしょうから先行者利益を享受する事は間違いないだろうと思う。

「変なホテル」の世界展開、そして将来の大躍進を期待しています。

私もこういう面白くて夢のあるビジネスに関わってみたかったなぁ.
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