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2017年06月12日

警備員になるなら、どちらを選ぶ?交通誘導警備or施設警備員

これから警備員になろうと考えている人は交通誘導警備・施設警備員それぞれの向き不向きやメリット・デメリットを把握してから方向性を決めた方が良いと思います。もちろん、他の異なる業態の警備員の仕事もありますが、警備員への入り口は「交通誘導警備員」「施設警備員」というケースが大半なので、この2つに絞って比較したいと思います。

以前、警備員に向き不向きは無いと書いた事があります。やる気があれば向き不向きなどというものは考える必要が無いという趣旨でそのように申し上げたワケですが、業態別の比較という事になるとそれぞれ固有の要素がありますので、ご参考になればという趣旨で書いていきます。

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【必須条件】

交通誘導警備員・・・体力・機敏性などの身体能力

ネット上では「立っているだけで楽な仕事だ。」という記事をよく見かけますが、それは大きな誤解です。通行止めの現場では立っているだけのように見えるかもしれませんが、一瞬も気が抜けません。それに、同じ場所に立ち続けるのは動き回るよりもキツイし時間の経過がとても遅く感じます。

はた目から見るのと、実際にやるのは大きな開きがあるのです。私のように体力の無い人間だと1週間も務まらない。たぶん、3日程度でぶっ倒れちゃいます。

施設警備員・・・コミュニケーション能力・気が利く

高度なコミュニケーション能力が必須というワケではありませんが、コミュニケーションが苦手という人にはこの仕事は精神的にかなりツライと思います。また、気が利かない人は何かと大変な思いをさせられます。

【メリット・デメリット】

交通誘導警備員のメリット

・一般的に残業時間が少なく、定時より早く終わっても1日分の賃金が出るケースが大半。
・現場や行動を共にする警備員が頻繁に変わるケースが多く、人間関係に悩む事が少ない。
・繁忙期を除けば、休日が取りやすい。
・たまにだが1日に2現場をこなす事もあり、1日で2日分の賃金を得る事もある。

交通誘導警備員のデメリット

・外での仕事なので、夏は暑く冬は寒い。いずれも半端ではない。
・繁忙期と閑散期の落差が大きく仕事量が安定しない。必然的に収入が安定しない。
・現場までの交通費は自己負担。遠い現場だと吐き気がしてくる。
・日焼けは覚悟しなければならない。トイレ探しに苦労する現場もある。

施設警備員のメリット

・大半は冷暖房完備の中での仕事だし、激しい動きが無いので体力を消耗する事が少ない。
・シフト制で同じ現場なので仕事量が安定している。必然的に収入も安定している。
・自宅から現場までの交通費が支給される会社が大半。上限はあるけど。
・社会保険・雇用保険がある会社が大半。失業した時には失業給付金を受け取る事が可能。

施設警備員のデメリット

・1勤務の拘束時間が長く、12時間勤務〜24時間勤務が多い。
・毎日同じ現場なので苦手なタイプの同僚と同じ現場だと精神的にツライ。。
・雑用の多さに辟易する。「私は警備員?それとも雑用係?」モチベーションが下がる。
・長時間に亘って息を抜く間がない。緊急出動でカップ麺を何度も捨てる羽目になった。

さあ、あなたなら、どちらを選びますか?

※ 書き足りない部分があったり、人によっては感じ方が異なるケースもあると思います。   
  個人的な体験を通じて書いていますのでご理解ください。

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posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 警備会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エレベーター内で無警戒な日本人 防犯カメラ画像流出を防ぐ方法

前記事で防犯カメラのリスクについての記事を書きました。私は施設警備員とし防犯カメラによる監視業務を行ってきましたが、いつも感じていた事は「日本人はエレベーターの中で無警戒」だという事。一方で欧米人は警戒する人が実に多い。

エレベーターの中で何を警戒するの?
私1人だけしか居ないのに。。。

いいえ、エレベーターの中にはあなた1人だけでも
あなたを見ている人がいるのですよ。


エレベーターの中には天井に監視カメラが設置されていて、セキュリティ関係者が防犯の為にリアルタイムでカゴの中の様子を見ている(全てのEVというわけではない。)のです。ご存知の方が大半だとは思いますが。。。

エレベーターの天井をご覧ください。こういう物が設置されています。だいたい天井真ん中から奥あたりに設置されています。
これが防犯カメラです。

監視カメラ.jpg

その存在を知っている人が大半だと思うのですが、エレベーターの中で他人に見られたら恥ずかしい行為をする人が少なからずいらっしゃいます。こういう行為をする人はほとんどが日本人です。自分の行動が見られているという意識が非常に低いのです。

守秘義務がありますので具体的な事は書きませんが、ビックリするような行動を取る人もいます。意外にも女性にそういう人が多い。前記事で書いたように防犯カメラの画像流出という可能性もあります。

防犯カメラに映った自分の画像流出リスクを避ける方法が無いわけではありません。あくまでも「画像流出リスクが確率的に非常に低くなる。」という事で完全に阻止できるというわけではありませんけどね。

・防犯カメラは天井の真ん中から奥にかけて設置されているので、EVカゴの中に入ったら直ぐに背を向ける。これならカゴに乗り込む瞬間しか顔は映りませんから。

・完璧な方法が無いわけでもありません。カゴに乗り込む時に半身になって顔を乗り口方向に向けたまま乗り込む。これなら顔が映りませんから画像が流出しても誰かは分からない。ただ、乗り込む時に転ばないように注意が必要なのは言うまでもありません。

防犯(監視)カメラのリスクを、あなたはご存知ですか?

防犯や犯罪者の検挙手段として欠かせない防犯カメラですが、何事にもプラス面とマイナス面が同居するのと同様に防犯カメラも例外ではありません。

防犯カメラには録画機能がある事を誰もが知っています。そして、録画が出来るという事は録画された画像のコピーや持ち出しが可能だという事になります。

現在は法的な規制や管理の適正化が不十分ですから、防犯カメラを設置する側の関係者や運用する立場の人(設置者サイドのセキュリティ担当者など)が何らかの目的で画像をコピーし持ち出す事が容易な状況になっています。

マンションの管理会社社員が合鍵を使ってアイドルの部屋に侵入した事件、マンションのコンシェルジュがタレントの部屋に侵入した事件が相次ぎました。どんな業界でも、ごく一部ではありますがその立場を利用してこのように職業倫理に欠けた行為に及ぶ者が存在しています。

そのような状況の中で、「防犯カメラの画像のコピーや持ち出し」は発生しないだろうという考えは幻想に過ぎないと考えるのが妥当ではないかと思います。

このような事案が発生しないように、一部の自治体では条例を制定したり、一部の企業では映像の保守・管理体制を厳密にしているところもあります。しかし、そういう自治体や企業は現段階では非常に少ない。

誰にも気付かれる事なく容易に持ち出せる現状だと思った方がいい。

私は施設警備員として防犯カメラによる監視業務を行っていましたから、防犯カメラが如何に防犯に役立つかは身を持って体験しています。防犯カメラのおかげで犯罪を未然に防いだりトラブルの早期発見によって大事に至らずに済んだ事例は数えきれないほど体験しています。

ただ、最初に書いたように何事にもプラス面とマイナス面が同居します。

改めて強調しますが、人々が安心して暮らす為には防犯カメラの存在は不可欠です。しかし、もし、運用する側の人の中に悪用する者が居たら大変な事になるのも事実です。

このような事が起こらないように、防犯カメラの運用に対して厳しい法規制が早急に行われるべきだと思います。もしかしたら、あなたのプライバシーが既に盗み取られている可能性もあるのですから。

2017年06月11日

交通誘導の片側交互通行では「判断に迷ったら止める」事が重要

交通誘導警備で片側交互通行をしている時に、工事区間に接近する双方の車がほぼ等距離に位置している際は、どちらの車を停止させるべきか、一瞬、判断に迷う時があります。

このような経験をされた交通誘導警備員の方は多いと思います。私も何度もそういう体験をしています。一瞬ですが、ものすごく焦ってしまう。

合図の判断に迷った時は、とにかく車を停止させる事が重要です。

もし、双方の車を同時に停止させてしまうと、ドライバーから怒鳴られたり現場監督などから叱責を受けるでしょうが、事故は回避できますから。イヤな思いはしますけど、事故が起こって過失致死傷罪に問われるよりは遥かにマシです。

暑い季節の到来です。炎天下での片側交互通行ともなると、頭がボンヤリして判断力が鈍るシーンも起こりやすくなります。くれぐれも注意されて、「判断に迷ったら躊躇なく停止させる。」という事を念頭に置いて誘導を行いたいものです。

もう、二度と警備員が罪に問われるような事案が発生しない事を心より祈っています。
posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 交通誘導・雑踏警備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

施設警備員も業務上過失致死傷罪が科せれた判例がある

前記事で「警備員と業務上過失致死傷罪」という記事を書きました。司法の場で警備員の誘導ミスと判断されたら業務上過失致死傷罪に科せられるという流れはもはや止まる事はないでしょう。

その発端となった判例が平成24年1月13日に川崎市で女性交通誘導警備員の不適切な誘導が原因で発生したと認定され禁錮1年執行猶予4年という有罪判決です。

この判決を受けて、警備業界に激震が走った。

この事故については以下の過去記事をご参照ください。

リスクのみが高まる警備員

今回、福岡県北九州市で発生した事故で警備員2名が業務上過失致死傷罪を科せられた判決も、交通誘導警備の実施中でした。この2件の判決により、交通誘導警備員は業務上過失致死傷罪に科せられれる事があるという認識が広がったと思います。

では、施設警備員にはそのようなリスクは無いのか?

正解は「否」です。

2013年10月、笠松競馬場(岐阜県笠松町)で脱走した競走馬が軽乗用車と衝突し、運転していた男性が死亡した事故で、勤務していた警備員が警戒を怠り馬を脱走させたとして業務上過失致死傷容疑で書類送検され略式起訴されました。因みに、警備会社への示談・和解金訴訟額は5千万円弱。

この事案は、施設警備といっても特殊な業務内容であり、ほとんどの施設警備の現場では施設警備員が業務上過失致死傷罪に問われるような事案が発生するとは思えませんが、警備員の過失により死傷者が出れば交通誘導警備のみならず施設警備でも業務上過失致死傷罪に問われる事になるのは明白です。

交通誘導警備と施設警備の違いは、業務上過失致死傷罪に問われる可能性の場面に遭遇する確率が大きく異なるという違いだけで、いずれの業務にあっても業務上過失という観念に違いは無いと考えるのが妥当です。

もっとも、施設警備の業務中に業務上過失致死傷に及ぶ事案が生じるとしたら、どういう経緯・内容によるものだろうかと考えても、なかなか思い浮かばないのも事実。業務上過失のリスクは常に頭を過りますが致死傷罪となると非常にレアなケースと言えるかもしれない。

ただ、施設警備といっても様々な業務形態があります。自分が勤務している施設でそのような事態が発生するリスク度がどれくらいあるのか、そして、それを防ぐにはどうしたら良いのかという事を真剣に考えた方が良いと思います。
posted by 管理人 | Comment(0) | ■ 警備員全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする